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2022.03.25

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メドベデフ、ウィンブルドン出場のために検討される“プーチン不支持”の踏み絵に「何も言うことはない」

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Photo by Getty Images

メドベデフ「世界中のすべての人が安全で健康であってほしいと願っている」

現地3月24日、「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/ATPマスターズ1000)に第1シードとして出場するロシア出身のダニール・メドベデフ(世界ランク2位)が、ウィンブルドン出場を禁止される可能性について、「何も言うことはない」とあくまで決められたルールで大会に出場するとした。

【画像】メドベデフ、自身のSNSで平和の望む「すべての子供が夢見ることをやめてはいけない」

3月中旬、ウィンブルドンが開催されるイギリスのスポーツ大臣を務めるナイジェル・ハドルストン氏は、「ロシアの旗を掲げることを許可されるべきではない。彼ら(アスリート)がプーチン支持者ではないという保証が必要で、どうすべきか検討している」と発言。ウィンブルドン主催者とともに、ロシアのウラジミール・プーチン大統領を支持していないことの証明を求めることを検討しているという。

これについて、メドベデフは「僕は大会ごとに受け止めるよ。プレーするかしないかは常に異なるルールがある。今はマイアミにいて、プレーができるしテニスができて幸せ。テニスは僕が愛するスポーツで、このスポーツを世界中に広めたい。厳しい瞬間もあれば、良い瞬間もある。正直なところそれがすべてで、どの大会でも同じ。ウィンブルドンについては何も言うことはないよ」と言葉を濁した。

もちろん、こればかりは大会が決めることで、選手自身でコントロールできることではない。メドベデフもそのことを理解していて、「何が起きているかは誰もが知っていると思う。もちろん無視することはできないが、僕はいつも世界の様々なことに対して、誰もが異なる意見を持っていると言ってきた。僕は平和を望んでいる。自分も含め、世界中のすべての人が安全で健康であってほしいと願っているよ。時にそれが不可能な時もあるが、それが僕の望みだ」とコメント。

「どの国も自分たちのルールを決めることができる。もしかしたら、明日誰かが大会はもうやらない、わが国でもうテニスをするなと言い出すかもしれない。何がフェアで何がフェアでないかを語るのは難しい。もちろん自分の意見を持っていて、周りの人間と意見が合わないこともあるが話し合うこともできる」と語った。

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