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2022.03.16

選手情報

「プーチンの支持者ではないという保証が必要だ」と英スポーツ大臣が発言。ロシア人、ベラルーシ人選手に影響の可能性

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ウィンブルドンでのプレーに影響する可能性も

3月15日、イギリスのナイジェル・ハドストンスポーツ大臣は、公聴会で「絶対にロシアのために旗を掲げた誰も許可または有効にするべきではない。我々は、彼ら(アスリート)がプーチンの支持者ではないという保証が必要で、どうすべきかを検討している」と発言。状況によっては、ウィンブルドンをはじめとするイギリスでの大会で、ロシア、ベラルーシの選手に何らかの影響を受ける可能性が出てきた。

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ITF(国際テニス連盟)およびATP、WTAは、すでにウクライナに侵攻するロシアと同盟関係にあるベラルーシに対する措置を発表。個人としてのツアー参加は許可したものの、国を代表するチーム戦(デビスカップ、ビリー・ジーン・キング・カップ)の出場停止、国名・国旗の使用中止を明らかにしている。しかし、ハドストンスポーツ大臣は、国内でプレーする両国のアスリートに対してさらなる手順を考えているというのだ。

この発言を受けて、WTAのスティーブ・サイモン会長はイギリス「BBC」の取材に対して、ロシアとベラルーシの選手たちがツアーで競技を続けられるようにすべきだと“とても強く感じている”と反応。

「彼らは現在、国名や国旗を掲げてプレーすることも、団体戦に出場することも許されていない。選手がツアー参加禁止になったことは一度もない。もちろん、政府が決めたルールには従わなければならないが、ロシアとロシア国民に自分たちの政府が下した決定の結果を支払わせるということになる。私たちはそれを支持しない。制裁を続けつつ、平和のためにできる限りのことをすることを望んでいる。彼らは罪のない犠牲者であり、孤立することは公平とは思えない」と両国の人々に罪を負わせるべきではないとコメントしている。

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