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2022.05.02

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19歳の誕生日を迎えたばかりのルーネがツアー初優勝!「なんて1週間だったんだ」[BMWオープン]

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Photo by Getty Images

ルーネがツアー初優勝&トップ50入りを果たす

現地5月1日、「BMWオープン」(ドイツ・ミュンヘン/ATP250)シングルス決勝が行われ、19歳のホルガー・ルーネ(デンマーク/世界ランク70位)は、第1セット3-4でボティック・ファン・デ・ザンツフルプ(オランダ/同40位)が途中棄権となり、ツアー初優勝を果たした。

【動画】19歳のルーネがツアー初優勝を果たして45位にジャンプアップ! マッチハイライト

今大会、ワイルドカード(主催者推薦)で出場したルーネは、2回戦で第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同3位)を6-3、6-2で下し、トップ10から初勝利を挙げると、準々決勝でエミル・ルースブオリ(フィンランド/同63位)、準決勝でオスカー・オッテ(ドイツ/同62位)を下して、ツアー初の決勝進出を果たしている。

この日の決勝、強烈なフォアハンドを放つファン・デ・ザンツフルプを前に、ミスを重ねたルーネはラケットを叩きつけるなどいら立ちを隠しきれない。それでも、ファン・デ・ザンツフルプを左右に振ると、5度のデュースの末に第7ゲームをブレーク。試合をイーブンに戻した。

すると、第7ゲーム中にみぞおち周辺を抑えていたファン・デ・ザンツフルプが、トレーナーを呼んで、一時コートを離れる。約15分後、コートに戻り、試合は再開されたが、3-4の40-15となったところでファン・デ・ザンツフルプは呼吸が難しくなったと棄権を申し出て、ルーネのツアー初優勝が決まった。

試合後、ルーネは「決勝としては最悪の勝ち方だったかもしれない。タフな試合になると思っていたし、彼はとても強かった。早く回復するのを祈るだけで、すぐにコートに戻ってくることを願う」と相手を気遣いコメント。

さらに「なんて1週間だったんだろう。信じられないようなテニスをしたし、戦い抜けた。ミュンヘンでプレーでき、素晴らしい観客の前で初めてのタイトルを獲得できたことはこれ以上望めないことだ」と喜びを語った。

4月29日に19歳の誕生日を迎えたルーネは、大会を通して1セットも落とすことなく優勝。2日に更新されたランキングでは大会時の70位から45位へとジャンプアップし、トップ50入りを果たして自らの誕生日を祝った。

一方、棄権したファン・デ・ザンツフルプは試合後に自身のSNSを更新。「残念ながら決勝は途中でリタイアせざるを得なかった。呼吸に問題があり、プレーすることができなかったんだ。リタイアをして30分後には元通りになった。これからマドリードに飛ぶけど、良い体調でプレーできるようにしたい」と、すでにスタートしている「ムチュア・マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/ATPマスターズ1000)に出場する予定だと綴った。

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