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2022.05.11

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ジョコビッチ、過去11度の決勝進出しているローマ大会で好発進。カラツェフにストレート勝利[BNLイタリア国際]

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Photo by Getty Images

ジョコビッチ、今季初タイトルへ相性の良いローマ大会で初戦突破

現地5月10日、「BNLイタリア国際」(イタリア・ローマ/ATPマスターズ1000)シングルス2回戦が行われ、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク1位)は、アスラン・カラツェフ(同35位)と対戦。6-3、6-2のストレートで3回戦進出を決めた。

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今大会、準決勝に進まなければ世界ランク1位から陥落するジョコビッチは、2回戦から登場。昨年のATP250ベオグラード大会で敗れているカラツェフとのタフな初戦となったが、盤石な戦いぶりで退けた。

第1セット、ジョコビッチは広いコートカバーリングや的確にコースを変えて、ミスを引き出す。互いに1度ずつブレークして迎えた4-3で、カラツェフが続けてミスを犯しブレークポイントを握ると、最後はジョコビッチの深いリターンをカラツェフのフォアハンドがネットに。セット終盤で再びリードを奪って、第1セットを6-3で先取する。

第2セットもジョコビッチはコート深くにリターンを放ち、ストローク戦を有利に運ぶと第1ゲームでブレーク。直後のサービスゲームでは、ブレークポイントを握られたが、これを守り切ると第3ゲームでリードを広げ、ストレートで試合を終わらせた。試合を通し、ジョコビッチのファーストサーブ確率は50%にも満たなかったが、ポイント獲得率ではファーストサーブで76%、セカンドサーブで65%と高い確率だった。

今大会、2007年の初出場から16年連続で出場しているジョコビッチ。決勝に11度進んだうち5度の優勝を果たしており、すべてでベスト8以上の成績を残している。大会前に「第2の故郷」とも表現したローマで、今季初タイトルへ向け、好発進を決めた。

試合後、ジョコビッチは「彼はベースラインの近くでプレッシャーをかけていた。でも今日はミスが多かったね。質の高い相手に勝てて、次のチャレンジが楽しみだ」とコメント。

また、「エキサイティングで魅力的なプレーをして、ポイントを取って観客と一緒に喜びたい。観客が求めているのはそういうことだ。エネルギー、興奮、戦い、そして良いテニスを見たいんだ。今日はいくつかいいポイントがあったし、コロシアムでプレーするのはいつだっていいものだ」と、観客と一緒になってテニスを楽しめたことを喜んだ。

3回戦でジョコビッチは、ラスロ・ジェレ(セルビア/同59位)とスタン・ワウリンカ(スイス/同361位)の勝者と対戦する。

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