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2022.05.24

選手情報

19歳ルーネが大会初勝利。シャポバロフはアンフォーストエラー53本と終始プレーが安定せず [全仏オープン]

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写真提供:ゲッティ イメージズ

ミスを引き出したルーネがストレート勝利

5月24日、「全仏オープン」男子シングルス1回戦、第15シードのデニス・シャポバロフ(カナダ/世界ランク15位)とホルガー・ルーネ(デンマーク/同40位)が対戦。今季、キャリア初優勝を果たすなど、ランキングを急上昇させているルーネが、シャポバロフの攻撃を守り切って、6-3、6-1、7-6(4)、ストレートでシードダウンを果たした。

【動画】シードダウンに成功! ルード勝利を伝える全仏のツイート

第1セット先にチャンスを握ったのはシャポバロフ。第4ゲーム、ルーネにアンフォーストエラーが続き、30-40とブレークチャンスを握る。しかし、ここはルーネがウィナーを決めて凌ぐ。すると、直後の第5ゲーム、今度はシャポバロフが15-40とピンチを招くと、このゲーム3本目のアンフォーストエラー。先にブレークを許す。

早めに奪い返したいシャポバロフだったが、ルーネはこのセット、ファーストサーブ確率60%、その内87%(13/15)をポイントにするなど、安定感あるサービスゲームを展開してチャンスを与えず。第9ゲームでも、ミスに付け込んでブレークしたルーネが6-3でセットを先取する。このセット、シャポバロフはアンフォーストエラーが16本(ルーネ6本)とショットが乱れてしまった。

これでリズムが良くなったルーネ。第2セット、シャポバロフのサービスに対して攻撃的なプレーを続けていき、2ブレークに成功。6-1でセットを連取して、シャポバロフを追い込む。

シャポバロフコールをして奮起を促す観客たち。何とか流れを変えようとシャポバロフは、キープを続けてチャンスを伺うが、ルーネのサービスをなかなか攻略できない。第7ゲーム、逆に0-40と先に大ピンチを迎えてしまうが、ここは辛くもキープに成功する。4-3で迎えたリターンゲーム、ファーストポイントを奪ったシャポバロフだが、あとが続かず。第9ゲーム、0-40とピンチを招くと、スマッシュをネット。ブレークされてしまう。

5-4で迎えたサービング・フォー・ザ・マッチ、ルーネは40-30とマッチポイントを迎える。このラリーでシャポバロフのショットが浅くなり、万事休すかと思われたが、踏み込んで打ったルーネのショットがネット。シャポバロフは命拾いすると、この土壇場でブレークバックに成功。その後、両者ともブレークはできず、タイブレークへ。

その4ポイント目、ルーネがミスを引き出して先にミニブレークに奪うと、その後はきっちりサービスをポイントにして7-6(4)。勢いに乗る19歳、ルーネがシードダウンに成功した。シャポバロフはこの試合、アンフォーストエラーが53本(ルーネは19本)。終始ショットが不安定になってしまった。



■全仏オープン2022
日程/2022年5月22日(日)〜6月5日(日)
開催地/フランス・パリ:ローランギャロス
賞金総額/4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金/220万ユーロ(約3億円)
サーフェス/クレーコート

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