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2022.05.26

選手情報

ジョコビッチ、快勝で17年連続の3回戦進出「すべてが良い方向に向かっている」[全仏オープン]

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連覇に向けて2試合連続ストレート勝利

現地5月25日、「全仏オープン」男子シングルス2回戦が行われ、前年覇者の第1シード、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク1位)は、アレックス・モルカン(スロバキア/同38位)と対戦。6-2、6-3、7-6(4)で勝利し、2006年大会から17年連続で3回戦進出を決めた。

【動画】コードボールに反応したジョコビッチ&ゲームハイライト

1回戦の西岡良仁(ミキハウス/同94位)戦では、第1セットはタフな展開となったが、6-3、6-1、6-0で勝利したジョコビッチ。2回戦でも左利きのモルカンと対戦となった。24歳、全仏初出場のモルカンは、今年3月までジョコビッチのコーチだったマリアン・バイダ氏がコーチを務めていて、前週ATP250リヨン大会で準優勝と結果を残している。

試合はジョコビッチのサービスからスタート。ラブゲームでキープに成功する。モルカンも続くゲームをいい形でキープしたが、第4ゲーム、早くもジョコビッチがモルカンのショットに対応してくる。スピンの効いた軌道の高いボールを放ってくるモルカンに対して、オープンコートにフラット系のボールを打ち込んでいくと、早くもブレークに成功。3-1とすると、その後もラリーで主導権を握り、第8ゲームでもブレークして6-2でセットを先取する。このセット、ジョコビッチはファーストサーブ確率79%、そのうち93%(14/15)をポイントにし、アンフォーストエラーが4本と完璧に近い内容だった。

第2セット、足を動かして粘りを見せていくモルカン。セット開始からブレークポイントを握らせることなくキープしていったが、ジョコビッチは質の高いプレーを維持。3-2で迎えた第6ゲームでチャンスを握ると、モルカンのミスを引き出してブレークに成功し、そのまま6-3でセットを連取する。

第3セットも、第3ゲームでジョコビッチが先にブレーク。楽勝ムードかと思われたが、突如不安定さが出てしまう。直後のサービスゲーム、ジョコビッチは3本のミスが出てブレークバックを許す。走り続けているモルカンは疲労がたまる足を気にする様子も見せたが、その後はなんとかキープが続けてタイブレークへ。しかし、先に2本のミニブレークを奪われて万事休す。第3セットは7-6(4)、ジョコビッチがストレート勝利を果たした。

この試合、ジョコビッチはファーストサーブ確率74%で、そのうち79%(52/66)をポイントを獲得。ウィナーを40本を奪い、アンフォーストエラーは19本(第3セット9本)という数字をマークしている。

試合後、ジョコビッチは「今のところ順調だよ。コートのフィーリング、ショットには満足している。難しいコンディションの中で、クレーコートのスペシャリストが相手、しかも先週のファイナリストが相手だったから、難しかったよ。決して簡単な試合ではなかったけど、自分ではとてもいいパフォーマンスができたと思う。すべてが良い方向に向かっている。次の挑戦も楽しみだ」と満足いく戦いができたと語っている。

続く3回戦、ジョコビッチは、アルヤズ・ベデネ(スロベニア/同195位)と対戦する(過去0勝3敗)。



■全仏オープン2022
日程/2022年5月22日(日)〜6月5日(日)
開催地/フランス・パリ:ローランギャロス
賞金総額/4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金/220万ユーロ(約3億円)
サーフェス/クレーコート

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写真=田沼武男