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2022.05.26

選手情報

二宮真琴/穂積絵莉、最後まで粘りを見せるもフルセットの末に競り負け初戦敗退 [全仏オープン]

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高い集中力を見せた二宮/穂積だが、最後は力尽きる

5月26日、「全仏オープン」女子ダブルス1回戦、二宮真琴(エディオン/ダブルス世界ランク35位)/穂積絵莉(日本住宅ローン/同42位)は、第12シードアンナ・ダニリナ(カザフスタン/同20位)/ベアトリス・ハダッド・マイア(ブラジル/同33位)と対戦。フルセットまでもつれた試合、最後まで粘りを見せたが、6-4、4-6、4-6で敗れた。

【表】全仏オープン女子ダブルス組み合わせ

二宮/穂積は、前週WTA250「グランプリSARラ・プリンセス・ララ・メリエム」(モロッコ・ラバト)で今季3勝目を挙げている。

第1セット、スタートから互いにブレークチャンスを与えず、キープが続いていく。試合が動いたのは第7ゲーム、ニリナ/ハダッド・マイアに先にサービスを破られてしまう。

しかし、二宮/穂積は、ここから集中力がアップ。直後のゲーム、見事な連係で0-40とブレークポイントを迎えると、二宮がコースを隠して放ったフォアハンド・ロブがウィナーとなり、ブレークバックに成功する。このロブには、後衛にいたダニリナは一歩も動けなかった。これでリズムが良くなった二宮/穂積。5-4で迎えたハダッド・マイアのサービスゲームも破って第1セットを先取する。

しかし、第2セットに入るとダニリナ/ハダッド・マイアが強打でリズムを掴んでいく。すると穂積、二宮双方のサービスゲームを破って6-4、セットを取り返す。

勝負の第3セット第1ゲーム、ダニリナ/ハダッド・マイアがリターンを叩いてきて、穂積のサービスゲームが破られてしまう。それでも、二宮/穂積は、集中力を保って攻撃的なプレーを続けていく。すると第6ゲーム、15-40とチャンスを迎える。2本凌がれてデュースとされるが、二宮が絶妙なロブを決めてアドバンテージに。続いて穂積がダニリナにストレートアタック。勢いなくポトリと前に落ちたボールをなんとか拾うと、ダニリナのスマッシュがネットとなり、ブレークバックに成功する。しかし、このゲームから4ゲーム続けて互いにブレークする形に。

4-5で迎えたリターンゲーム、ダニリナ/ハダッド・マイアはパワーと高さを活かして攻撃してくると、二宮/穂積はラブゲームでのキープを許し、惜しくも逆転負けを喫した。



■全仏オープン2022
日程/2022年5月22日(日)〜6月5日(日)
開催地/フランス・パリ:ローランギャロス
賞金総額/4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金/220万ユーロ(約3億円)
サーフェス/クレーコート

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写真=田沼武男