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2022.05.27

メーカーズボイス

アドミラル(admiral)ってどんなブランド? 歴史やテニスウェアの特徴や魅力などについて改めて紹介

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最近テニスで着用するプレーヤーが増えているウェア、アドミラル(admiral)とはどんなブランドなのか!?

気品のあるおしゃれなウェア
特にレディースで人気沸騰!

鮮やかな色づかいや目を引くデザイン・柄で、特に女性プレーヤーたちから大きな注目を集めているアドミラル(admiral)のテニスウェア。昨年(2021年)から女子アマチュアテニス大会の最高峰とされる「ピンクリボンレディーステニス大会」の冠スポンサーになるなど、最近テニス界でその名をよく耳にするようになった。しかし、“いつからあって、どんなブランドなのか実のところよく知らない”という人は少なくないのではないだろうか。そこで、アドミラルとはどのようなブランドなのか、歴史やウェアの魅力などについて改めて紹介する。


「アドミラル アスレチックス」ラインの2022年春夏モデル(アドミラルホームページより)

【画像】昨年の「ピンクリボンレディーステニス大会」でアドミラルのウェアを着用してプレーする選手たち

アドミラルは、1914年にイギリス海軍の制服サプライヤーとしてスタートしたスポーツファッションブランド。’70年代、イギリス名門サッカークラブ・マンチェスターユナイテッドをはじめとするヨーロッパの有名サッカークラブやイングランド代表チームらがアドミラルのウェアを着用し、世界中にその名が広まっていった。テニス界では“新進気鋭”でも、100年以上の歴史を持つ老舗ブランドなのだ。ちなみに、ボーダーラインが印象的なブランドロゴは、Admiral(イギリス海軍提督)の袖章がモチーフとされている。


アドミラルは2021年より「ピンクリボンレディーステニス大会」の冠スポンサーを務めている

日本では、’80〜90年代に人気サッカー漫画『キャプテン翼』で主要登場人物がアドミラルの帽子を着用している場面が描かれるなど、主にサッカーで人気となった。その後、さまざまなブランドの台頭もあってブームは下火になるが、10年ほど前からゴルフウェアに注力すると人気が再燃。そして2019年にゴルフとは別に、普段着としても着用できる「Admiral ATHLETICS(アドミラル アスレチックス)」ラインが登場する。

このアスレチックスラインは、当時流行していた「アスレジャー(“アスレチック”と“レジャー”を組み合わせた造語で、普段着としてスポーツウェアを取り入れたスタイルを指す)」を意識して作られたライン。ランニングやヨガといったトレーニングではもちろん、休日やプライベートなシーンでも着用できることをコンセプトとしている。このラインが現在、テニスウェアとして展開されているというわけだ。

高い機能性とおしゃれなデザイン
それがアドミラルの魅力

もともとはアスレジャーを意識して作られたが、今ではテニスシーンで多くのプレーヤーが着用しているアドミラルのウェア。その魅力はどんなところにあるのか。まず挙げられるのが、優れた機能性である。

このアドミラルを現在取り扱っている豊田通商は、繊維事業部を持つ商社。長年アパレルを作り続けており、例えば通気性や吸水速乾性に優れたもの、さらには柔らかさや伸縮性があるものといった生地についての専門知識とそれを生かすためのノウハウを蓄積している。そうしたものづくりのノウハウがアドミラルのウェアにも余すところなく発揮されており、高機能なウェアを実現しているのだ。


昨年のピンクリボンレディーステニス大会では着用率No.1だったアドミラルのウェア

もう一つ、多くの人から支持されている理由として挙げられるのが、そのデザイン。アドミラルのウェアは、これまでのテニスウェアには見られなかったような華やかな柄やグラフィック、カラーが非常に印象的だ。もちろん無地などシンプルなデザインのものもあるが、いずれも“モダンでスタイリッシュ”という表現がぴったりくる。単なる奇抜なデザインではなく、“品のよさ”が感じられるデザインで、その背景にはイギリス発祥のブランドらしく、“気品のあるおしゃれ”というコンセプトがあるという。


目を引くグラフィックや華やかな色づかいが魅力的(アドミラルホームページより)

そうしたデザインを実現するため、アスレチックスラインはファッションアパレルを担当しているデザイナーがデザインしているとのこと。ファッションをフィールドにしているデザイナーだからこそ、スポーツウェアでの“当たり前”や既成概念を取っ払った、自由で新しいウェアが可能になるのだろう。

アドミラルのウェアは、アートのような美しいグラフィックや大胆なカラー配色など華美なデザインが特徴的だが、実はシンプルなデザインのものも多い。例えば、レディースのTシャツはワンシーズンで15型ほど作られるそうだが、デザインについては、柄などの華やかなものとシンプルなものとほぼ半分の割合で作られるという。シンプルなデザインでもカラーが独特だったり、ワンポイントでグラフィックが入っていたりするなど、バリエーションも豊富。好みに合わせて選ぶことができる点も魅力の一つだ。

「好きなカラーリングで気に入った。
生地がサラサラしていて、着心地がいい!」

それでは、実際の着心地についてはどうなのだろうか!? 昨年のピンクリボン大会で着用していた選手に聞いてみると、「好きなカラーリングだったので、“あぁ、いいな”と思い購入しました。着心地はとてもよく、生地がサラサラしていて快適。汗も拭けばすぐに乾くのもいいですね。気に入ったので何枚か買いました」と話していた。やはりデザインと機能性を兼ね備えている点が、ユーザーから評価されていることがわかる。

そして、ブランドといえば、気になる契約選手についても触れておきたい。アドミラルが契約するプロ選手は、加治遥(島津製作所)、川村茉那(フジキン)、光崎楓奈(h2エリートテニスアカデミー)と佐藤久真莉(富士薬品)の4選手。そして、テニスクラシックでもお馴染み・宇野真彩プロがアンバサダーを務めている。今後、彼女たちの活躍とともにブランド自体の注目度もより高まっていくだろうし、冒頭でも触れた「ピンクリボンレディーステニス大会」の冠スポンサーになったことで、アドミラルのウェアを着用する一般プレーヤーも増えていくのではないだろうか。

長い歴史の中で培われた高い機能性と、気品が感じられる洗練されたデザインが魅力のウェア「アドミラル アスレチックス」ライン。今後どのようなラインナップが展開されるのか注目だ。


「アドミラル アスレチックス」ラインの2022年春夏モデル(アドミラルホームページより)

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