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2022.05.28

選手情報

投げたラケットが跳ね返って観客席へ。子供が泣き出すトラブルが発生[全仏オープン]

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ベグが投げたラケットが跳ね返って観客席へ

5月27日、「全仏オープン」女子シングルス2回戦でのイリーナ・カメリア・ベグ(ルーマニア/世界ランク63位)の振る舞いが物議を醸している。試合中、投げたラケットが観客席に飛び込み、子供が泣き出すというトラブルが起きたのだ。

【動画】“大事に至らず幸い”ベグがラケットを投げたシーンがこちら

事件が起きたのはセットカウント1-1で迎えた最終セット第3ゲーム、エカテリーナ・アレクサンドロワ(同31位)に第2ゲームをブレークされて冷静さを失ったベグが、ラケット交換をしにベンチに向かう。その際にコートにラケットを叩きつけると、前方に跳ねて観客席にいる子供の方に飛び込み、子供が泣きだしてしまった。

2020年のUSオープンでは、男子世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、線審にボールをぶつけて失格処分となっているが、今回はスポーツマンらしくない行為としてコードバイオレーションが科されたのみ。判定に釈然としないアレクサンドロワは抗議したが、試合は続行され、6(3)-7、6-3、6-4でベグが勝利した。

試合直後、ベグは泣き出してしまった子供のもとへ向かい謝罪をすると、一緒に写真を撮影。会見では「ただただ、謝りたい。私のキャリアでこんなことはなかったし、本当に申し訳ないと思っている。恥ずかしい行為をしてしまった。ラケットでクレーを叩くことはあっても、まさかあんなに飛ぶとは思ってもみなかった」と語っている。
ベグには猛省をうながしたい。

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