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2022.06.03

選手情報

上地結衣が元世界No.1にストレート勝利、6年連続7度目の決勝進出[全仏オープン]

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ブレークし合う展開から勝ち切った上地

6月3日、「全仏オープン」車いすテニス女子シングルス準決勝、第2シードの上地結衣(三井住友銀行/世界ランク2位)は、第3シードのアニーク・ファンクート(オランダ/同3位)と対戦。6-2、6-3で勝利し、6年連続7度目の決勝進出を決めた。

【写真/表】“決勝の相手は宿敵デグロート”女子シングルス勝ち上がり表

シードのため、今大会初戦となった準々決勝では、大谷桃子(かんぽ生命保険/同7位)と対戦した上地はフルセット勝負となったものの、7-6(5)、3-6、6-2で勝利。準決勝では、今年の全豪オープン初戦で敗れている元世界ランク1位のファンクートとの対戦となった(過去39勝20敗)。

第1セット、先にブレークを奪ったのは上地。第4ゲーム、早いテンポのリターンで15-40とすると、ファンクートのショットがオーバーとなってブレークに成功する。直後にブレークバックを許したものの、第6ゲームでもファンクートのサービスを破る。5-2で迎えたリターンゲーム、ブレークポイントを迎えるとストロークからダウン・ザ・ライン・ウィナーを決めて6-2でセットを先取する。このセット、上地はファーストサーブ成功率が71%、その内70%をポイントにしている。

第2セットは、開始から6ゲーム連続でブレークが続く展開に。上地サーブの第7ゲーム、40-15からデュースとなったが、ここをキープすると、続くゲーム、12ポイントの末にブレークに成功。5-2とする。そしてサービング・フォー・ザ・マッチ、マッチポイントでファンクートのバック側にサーブを入れてミスを引き出して6-3で締め、決勝進出を決めた。

上地は決勝で第1シードのディーデ・デグロート(オランダ/同1位)と対戦する。対戦成績は15勝27敗、昨年2月のメルボルン大会で勝利して以来9連敗中と相性が悪い相手に対して、どんな戦略で臨むか。リベンジを期待したい。



■全仏オープン2022
日程/2022年5月22日(日)〜6月5日(日)
開催地/フランス・パリ:ローランギャロス
賞金総額/4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金/220万ユーロ(約3億円)
サーフェス/クレーコート

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写真=田沼武男