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2022.06.09

選手情報

錦織圭、ユニクロと所属契約を発表「さらに羽ばたけるように頑張りたいと思います」

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ユニクロは錦織と共に大会サポート、選手育成も参画すると発表

6月9日、錦織圭(ユニクロ/世界ランク84位)は契約メーカー「ユニクロ」のオンライン記者会見に出席。所属契約を交わすことが発表となり、錦織は「さらに強いサポートをしてもらえるのは心強い。ケガが治りきってないのでまずはしっかり治して、試合に早く戻ってユニクロ所属の錦織圭としてさらに羽ばたけるように頑張りたいと思います」と発表した。

【動画】現在はフロリダで練習している錦織圭のヒッティング映像

会見は、ユニクロのアドバイザーを務める坂本正秀氏が司会をする形でスタート。さっそくユニクロ側から「2011年にグローバルアンバサダー契約を交わし、ウエア提供をはじめて、2014年のUSオープン準優勝、2016年のリオ五輪銅メダル、そして世界4位まで昇り詰めた。長きにわたって時間を共に過ごしてきた。さらにもう一歩、関係を進めるということで、所属契約を結ぶことになりました。これまで以上に、関係を深めてパートナーシップを推進していきたい」と発表。

続いて、練習拠点とするアメリカ・フロリダから参加した錦織は、「これまで長い付き合いをさせていただいていきて、ユニクロさんが持つ世界で活躍するという姿勢と自分の世界のトップに行くという姿勢はマッチしている。長くサポートしてもらってきて、今回さらに強いサポートをしてもらえるのは心強いです。まずはケガが治して、試合に早く戻ってユニクロ所属の錦織圭としてさらに羽ばたけるように頑張りたいと思います」と飛躍のきっかけにしたいと語った。錦織は昨年末で日清食品との所属契約が終了。その後はフリーとして活動していた。

ユニクロとしては、ケガが完治していない今だからこそ、パートナーとして支えられる最大限できることをと考えた結果の決断だったときっかけを説明している。

また、ユニクロは、8月23日〜30日開催の全日本ジュニアテニス選手権に特別協賛することを発表。後援に入る一般財団法人ファーストリテイリング財団と共にサポートし、大会名が「ユニクロ全日本ジュニアテニス選手権」になること、同大会の大会アンバサダーに錦織が就任することも発表された。

錦織からは「僕も12歳の時に、全日本ジュニアで優勝し、プロになるんだという決断ができた。そのあと18歳以下(2002年大会、2回戦敗退)では苦い負けも経験したし、いろんな経験をしたのが全日本ジュニア。本当は現地に行って刺激を与えたいが、現役中は難しい。この前やらせていただいたユニクロさんとやったレッスンだったり、ジュニアたちに自分を打つボールだったり、何か刺激を与えたい。全日本に勝てば夢が保証されるわけではないですが、特典として自分と練習したり、サポートできることは進んでやりたいと思います」と積極的にサポートしていきたいと語っている。

加えて、ユニクロは大会の特別協賛と共に、「第2の錦織圭を育成するためにさまざまなプログラムを実施」するとも発表。一般財団法人ファーストリテイリング財団が後援、公益財団法人日本テニス協会が主催となって同大会の成績優秀者の海外派遣プログラムなどを実施する予定と明かしている。

この件について錦織は、「アメリカに13歳のころから行ったけど、そのころからプロの方と練習機会が得られたし、トップ10の方が間近で練習するのを見て、いろいろな刺激をもらった。日本人のテニスと違うテニスを味わうところが、すごく大きな意味がある。なるべく海外に若いころから、少しでも来られる環境があるなら、来ていたほうがいい経験ができると思う。ユニクロのサポートもあり、日本テニス協会のサポートもある中で、海外に来られるチャンスを手に入れられるのはモチベーションになるはず」とプログラムが有益なものになるだろうと語っている。

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