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2022.06.14

選手情報

ナダルが足の治療後初となる芝コートで非公開練習を実施と、スペインメディアが報じる

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ナダル、神経の痛みを軽減する治療から1週間もたたず芝コートでプレー

6月13日、「全仏オープン」で自身の持つ最多優勝記録を更新し、14度目のタイトルを獲得した世界ランク5位のラファエル・ナダル(スペイン)が、故郷であるスペイン・マヨルカ島の芝コートでトレーニングを行ったとスペイン紙『AS』が報じた。

【動画】全仏オープンがラファエル・ナダルの決勝の1日を追った動画を公開

同紙によると、ATP250「マヨルカ選手権」の会場でもあるマヨルカ・カントリークラブで、ナダルは短いトレーニングセッションを非公開で行ったとし、治療箇所の具合や芝でのプレーの感触を確かめたという。予定では徐々にトレーニングの強度を上げ、6月27日に開幕するウィンブルドンでプレーするかどうかを判断するようだと紹介している。

全仏オープンで14度目のトロフィーを掲げたナダルは、優勝会見で痛みのある左足に注射を打ち、足の感覚を麻痺させ、感覚をなくして試合に臨んでいたことを明かした。だが、これは一時的な方法に過ぎず、これから先もプレーを続けるために可能性を模索。大会終了後には、スペイン・バルセロナを訪れ、高周波で神経の痛みを収めようとする治療を行っている。

ナダル自身「ウィンブルドンは優先事項」と語っていたが、「抗炎症剤を使ってプレーできるのならイエスだ。だが、麻酔注射をしてプレーするのはノー。もう二度とこんな状況を経験したくない」とも語っている。

全豪オープンと全仏オープンを制したナダルは、果たして2週間後のウィンブルドンでプレーする姿を見ることができるのだろうか。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma