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2022.06.25

スクール情報

世界ランク最高15位のデミノーやトップ選手たちが練習拠点とする“40(15 Club Deportivo”の練習に参加! どんなテニスアカデミーなのか練習内容や施設・環境などを詳しく紹介〈前編〉

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デミノーが練習拠点とする「40(15 Club Deportivo(クラブ・デポルティーボ)」で短期プログラムを体験。練習内容や施設の環境などをレポートします!

デミノーの練習拠点であるアカデミーの
短期練習プログラムに参加!
前編では施設など練習環境を紹介

スペインには数多くのテニスアカデミーが存在する。中でもトッププロが育ったアカデミーは人気があるが、その中の一つであるアリカンテの「40(15 Club Deportivo(“Deportivo”とはスペイン語で“スポーツ”という意味)」の短期練習プログラム(14〜18歳までのコンペティション部門)を1週間ほど体験。どのようなアカデミーなのか、練習内容や施設・環境、気になった点などを前後編に分けて紹介する。

【画像】40(15クラブ・デポルティーボの施設の様子が分かる写真はこちら

デミノーが育ったアットホームなアカデミー


アカデミーには幼い頃のデミノーの写真が飾ってあり、デミノーがここで長い間プレーしてきたことがうかがえる

「40(15 Club Deportivo(以下40(15クラブ・デポルティーボ)」は、アレックス・デミノー(オーストラリア/世界ランキング24位)のコーチが2008年に創設したアカデミーだ。アカデミーには14歳から18歳までの「コンペティション」という部門があり、ヨーロッパをはじめ世界各地のツアーを回りながら活動している。さらに下の年齢層でも、12歳以下でスペインでのランキングが4位の選手などが在籍している。プロの選手としては、デミノーの他にもアレクセイ・ポピュリン(オーストラリア/同83位、自己最高59位)や女子のキャロライン・ガルシア(フランス/同75位、自己最高4位)、ナディア・ポドロスカ(アルゼンチン/同177位、自己最高36位)といった選手たちがこのアカデミーでトレーニングを積んだ。

気候がよく、フランスや南米などから練習相手を求めてさまざまな強豪選手が集まり、レベルの高いトレーニングを行っている。アカデミーでは多くのトップ選手は午前中に練習し、午後は初心者の子どもや大人向けのレッスンも行われている。


コートを見下ろすテラス。とても居心地がいい

コーチの多くはATPランカー

●プロとして活躍した経験があるコーチ陣

このアカデミーは、在籍するコーチの質も高い。元世界ランキング100位をマークした男性コーチや200位台だったコーチもおり、ツアーに精通している。実際にコーチは多くのツアーで選手を帯同しており、フレキシブルに動いてくれるのも魅力だ。

●ジムにはフィットネスコーチが常駐


青い建物がジム。建物の前のスペースも事務の一部として利用されている

この40(15クラブ・デポルティーボにおいても、フィットネストレーニングは非常に重視されている。ジムの中だけでなく、坂を使って走ったり、外で縄跳びをしたりするなどのトレーニングも行われる。複数名のフィットネストレーナーが順番で常にジムに常駐し、選手のサポートをしている。

3時間のオンコートでの練習が終わった後、アカデミー内にある坂を下から上まで25回走るというトレーニングを課せられたこともあり、選手たちはなかなか厳しいメニューをこなしていると言えそうだ。


トレーニングに使われる坂

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