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2022.07.04

選手情報

フェデラーがセンターコート100周年イベントに出席「もう1度、ここに戻ってくることができたらと思っている。この場所が恋しいよ」[ウィンブルドン]

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写真提供:ゲッティ イメージズ

歴代チャンピオンが紹介された盛大なイベントにフェデラーも登場

7月3日、ウィンブルドンはセンターコート100周年記念イベントを開催。歴代チャンピオンがコートに登場し、男子歴代最多8度の優勝を誇るロジャー・フェデラー(スイス/世界ランク97位)は「もう1度、ここに戻ってくることができたらと思っている。この場所が恋しいよ」と語った。

【動画】“まさかの登場に大歓声!!”フェデラー入場シーン&セレモニーの様子

盛大なセレモニーだった。司会を務めたのは、ウィンブルドン3度優勝のジョン・マッケンロー(アメリカ)と元全仏女王のスー・バーカー(イギリス)の2人。

そして、グランドスラム最多24度の優勝を誇るマーガレット・コート(オーストラリア)をはじめ、ロッド・レーバー(オーストラリア)やクリス・エバート(アメリカ)、ビヨン・ボルグ(スウェーデン)、ビリー・ジーン・キング(アメリカ)などのレジェンドが呼ばれたほか、現役選手でもアンディ・マレー(イギリス/同52位)、ラファエル・ナダル(スペイン/同4位)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/同3位)、ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ/同570位)など歴代の優勝者が次々とコートに呼び込まれる。

最後に登場したのがフェデラーだ。今大会は欠場となっているスーパースターの登場に、センターコートにいる観客から割れんばかり大歓声が巻き起こった。

その後、数人のレジェンドにマイクが手渡される。ジョコビッチは、「このスポーツのレジェンドたち、そして私自身や多くの世代のために道を切り開いてきた人たちと共に立っていることは、名誉であり特権だよ。プレーしている時よりも、今の方が緊張しているね (笑) 4歳か5歳の時に見たピート・サンプラス(アメリカ/ウィンブルドン7度優勝)のウィンブルドン初優勝がウィンブルドンを初めて見たタイミングだった。ここで初優勝した2011年大会も印象深い。このコートに立つと、その思い出が蘇る。本当に光栄なことだよ」とコメント。

そしてフェデラーにマイクが手渡される。「他のチャンピオンたちと一緒にここにいるのは素晴らしいことだ。このコートは、私に大きな勝利と大きな敗北を与えてくれた場所。もう1度、ここに戻ってくることができたらと思っている。この場所が恋しいよ。昨年はここを歩いていて、その先がタフな1年になることは分かっていたけど、復帰にこんなに時間がかかるとは思っていなかった。テニスに関係なく、いい1年を過ごせてはいるし、家で幸せに過ごせている。今回、ここに来るべきか迷ったけど、今ここに立っていることが幸せだなと感じている」とジョコビッチ同様にレジェンドたちとこの場にいられたことがうれしいと語っている。

昨年のウィンブルドンでベスト8となったフェデラーは、大会後に「何週間も松葉杖をつくことになるだろうし、何ヵ月も試合に出られない」とSNSで手術を報告。今年3月19日には手術後初めてとなるプレー動画を公開すると、4月、5月とトレーニングの様子を度々披露している。現時点では、9月下旬のレーバーカップ、10月下旬のバーゼル大会に出場予定。また6月12日には、地元紙に対して2023年シーズンについて「どの大会を回るべきか、どうやるべきかは、まだわからないけど、いいアイデアだと思う」と現役続行に向けて前向きな発言をしている。

<センターコート100周年記念セレモニーに参加した歴代優勝者>
【男子】
ロジャー・フェデラー(スイス/同97位/2003-07、09、12、17年)
ノバク・ジョコビッチ(セルビア/同3位/2011、14、15、18、19、21年)
ビヨン・ボルグ(スウェーデン/1976-80年)
ロッド・レーバー(オーストラリア/1961、62、68、69年)
ジョン・ニューカム(オーストラリア/1967、70、71年)
ジョン・マッケンロー(アメリカ/1981、83、84年)
ステファン・エドバーグ(スウェーデン/1988、90年)
ラファエル・ナダル(スペイン/同4位/2008、10年)
アンディ・マレー(イギリス/同52位/2013、16年)
スタン・スミス(アメリカ/1972年)
ヤン・コデシュ(チェコ/1973年)
パット・キャッシュ(オーストラリア/1987年)
ゴラン・イワニセビッチ(クロアチア/2001年)
レイトン・ヒューイット(オーストラリア/2002年)

【女子】
ビリー・ジーン・キング(アメリカ/1966-68、72、73、75年)
ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ/同570位/2000、01、05、07、08年)
マーガレット・コート(オーストラリア/1963、65、70年)
クリス・エバート(アメリカ/1974、76、81年)
ペトラ・クビトワ(チェコ/同26位/2011、14年)
アンジェラ・モティマー(イギリス/1961年)
アン・ジョーンズ(イギリス/1969年)
コンチタ・マルチネス(スペイン/1994年)
マルチナ・ヒンギス(スイス/1997年)
マリオン・バルトリ(フランス/2013年)
アンゲリーク・ケルバー(ドイツ/同18位/2018年)
シモーナ・ハレプ(ルーマニア/同19位/2019年)




■ウィンブルドン2022
[THE CHAMPIONSHIP WIMBLEDON]
・大会日程/2022年6月27日(月)〜7月10日(日)
・開催地/イギリス・ウィンブルドン:オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(時差8時間)
・賞金総額/4,035万ポンド(66億6,160万円)
・男女シングルス優勝賞金/200万ポンド(3億3,030万円)
・サーフェス/グラス(芝)コート
・TV中継・放送予定/WOWOW、NHK

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