close

2022.07.11

選手情報

大会4連覇のジョコビッチ、記者会見でもうNo.1を追い求めないと告白「グランドスラムやビッグトーナメントを優先する」[ウィンブルドン]

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

USオープン出場は、入国条件が緩和されるかいなかで決定するとジョコビッチ

現地7月10日、決勝でニック・キリオス(オーストラリア/世界ランク45位)を下し、大会4連覇、そして7度目のウィンブルドン制覇を果たしたノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク7位)は記者会見で、もうNo.1を追い求めず、「グランドスラムやビッグトーナメントを優先し、自分がプレーしたい場所、気分がいい場所でプレーをするつもりだ」と語った。

【動画】大会4連覇のジョコビッチ記者会見&決勝マッチハイライトをチェック

会見の冒頭、「優勝の瞬間を再び体験できた喜び、幸せで天にも登る気分だよ。この大会は僕が子供の頃に見ていて、テニスを始めるきっかけとなった特別な大会だからね。どんな勝利も当然とは思っていないけど、特にウィンブルドンは違うんだ。毎回、特別な気分になれる。家族や親しい人たちとこの勝利を分かち合うことができたのは、とても素晴らしいことだよ」と感想を語ったジョコビッチ。これで5年連続のグランドスラム優勝となり、通算優勝回数はラファエル・ナダル(スペイン/同3位、優勝22回)に次ぐ21回とした。

今シーズン、ジョコビッチは1月、一度オーストラリアに入国したものの、ビザの問題のために全豪オープンに出場できず。その後も大会になかなか出場できなかったこともあって、世界ランク1位から陥落。ダニール・メドベデフ(同1位)にその座を明け渡している。

「あまり細かいことを言うのはよくないけど、オーストラリアで起こったこと、特に大会のことは、私にとって精神的に大きな挑戦であり障害になった。オーストラリアを離れた時点で、前に進む覚悟を決めたけど、動揺もあったし、それを乗り切るには時間が必要だと気づいたんだ。大会は行われているし、自分の資質もテニスもわかっている。でも、コートの外では自分だけでなく、周りの人たちに気苦労やプレッシャーを与えてしまった。私を守ろうとしてくれている彼らのほうが、より影響を感じていたはず。それに気づいていた」と全豪後の時間について説明。

そして「ウィンブルドンは3連覇中で、芝でのプレーも好き。毎年、芝でのテニスが上達しているような気もしている。パリ(全仏)でのナダル戦は、タフな敗戦で失望させられたけど、ローマやパリでは自分のやりたいテニスができていたし、タイトルを狙える位置につけていた。だから、ウィンブルドンでは十分にチャンスがあると思っていた。いつもだけど、この大会では最高のテニスができるよう、とても刺激を受けているんだ」とこのウインブルドンは、ジョコビッチの中できっかけになりうるものだったようだ。

ジョコビッチ復活とも取れる優勝だが、まずは休養を取ってから、今後のスケジュールを決めるという。
「まずは休暇だね。大会にすぐ戻るかは別にして、ここ数ヵ月は私にとってかなり厳しい期間だったので、少なくとも2週間は休む。たくさんテニスができて幸せだったし、自分が望むものも手に入れられた。それからアメリカからの吉報を待ちたい。次の大きな大会はUSオープン(8月29日〜9月11日)。もし出られるなら、その前に1、2大会プレーすることになるだろう。それが実現しないなら、スケジュールを見直さないといけない」。

ジョコビッチはワクチン未接種のため、現状ではワクチン接種が義務であるアメリカに入国できない。「私はワクチンを接種してないし、接種予定もないので義務が免除となるかどうか。現実的にあり得ないと思うし、あまり答えようがない」と語っている。

前年優勝している全豪オープンに出場が叶わず、今回のウィンブルドンもポイントなしとなったことで、ジョコビッチは4000ポイントをロス。昨年準優勝のUSオープンを欠場となると、さらにポイントを失うことになる。それでも、「正直、もうポイントを追いかけていくことはない」と語る。

「エージェントの話だとグランドスラムで優勝すると、トップ20以下にならないかぎり、ツアー最終戦の出場権は獲得できるらしい。累積ポイントを考えると、そこには入れるんじゃないかな。出場できる可能性は十分あると思うので、ポイントを追い求めて負担をかけないように、と思っている。もう、特定のスケジュールでプレーしなければならないというプレッシャーや必然性を感じていないんだ。この1年、1年半の間、状況が変ったんだ。No.1を続けるためにずっと努力してきたけど、それが終わった今となっては、グランドスラムやビッグトーナメントを優先し、自分がプレーしたい場所、気分がいい場所でプレーをするつもりだ」とこれまでのように、多くの大会に出場することはないと明言している。場合によっては、しばらくプレーする姿を見られなくなる可能性もあるようだ。



■ウィンブルドン2022
[THE CHAMPIONSHIP WIMBLEDON]
・大会日程/2022年6月27日(月)〜7月10日(日)
・開催地/イギリス・ウィンブルドン:オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(時差8時間)
・賞金総額/4,035万ポンド(66億6,160万円)
・男女シングルス優勝賞金/200万ポンド(3億3,030万円)
・サーフェス/グラス(芝)コート
・TV中継・放送予定/WOWOW、NHK

【特集】ウィンブルドン2022の記事はこちら


無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

注⽬の記事PICK UP