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2022.08.17

選手情報

19歳ラドゥカヌ、引退表明した元女王セリーナとの21歳差対決を制し2回戦へ「セリーナと対戦し、勝つことができたのは自分の誇り」[ウェスタン&サザン・オープン]

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Photo by Getty Images

ラドゥカヌ、凡ミスわずか1本でセリーナを圧倒

現地8月16日、「ウェスタン&サザン・オープン」(アメリカ・シンシナティ/WTA1000)シングルス1回戦が行われ、19歳のエマ・ラドゥカヌ(イギリス/世界ランク13位)が、グランドスラムを23度制した40歳のセリーナ・ウイリアムズ(アメリカ/同612位)と対戦。6-4、6-0でラドゥカヌが21歳差対決を制した。

【動画】ラドゥカヌとセリーナとの一戦を観戦する大坂なおみ&マッチハイライト

昨年、当時18歳でUSオープンを制したラドゥカヌと、グランドスラムを23度制したレジェンドとの初対戦。

ラドゥカヌは、「とても素晴らしい気分ね。セリーナ・ウイリアムズと対戦したことが信じられないの。年齢差がある中で、私たちのキャリアが交差したことは本当に幸運なことだと思う」と、歴史に名を刻むレジェンドとの対戦を喜んだ。

試合中も一瞬も気を抜けなかったようで、「最初から最後まで落ち着いているように見えたかもしれないけど、1ポイント1ポイントがどれだけ重要かはわかっていたし、少しでも気を許したら彼女にやられてしまう。彼女はまさにレジェンドなの」と、最後まで高い集中力をキープ。

試合開始直後は、「緊張していたし、リターンの準備はできていたのに(サーブ)スピードが速く、威力があった」と言うが、第1セットを2度のブレークで6-4と先手を奪うと、第2セットでは一気に6ゲームを連取して完勝。試合を通して、ラドゥカヌのアンフォーストエラーはわずか1本と見事なプレーを見せた。

勝利した瞬間、笑顔はなかったがセリーナとの握手で満面の笑みを見せたラドゥカヌ。「試合の中でカモンと1回言ったと思うけど、私は彼女をアスリートとして、人としてとても尊敬しているの」と観客とともにセリーナを見送った。

また、偉大な選手を破り、「セリーナと対戦し、勝つことができたのは自分の誇りであり、自信になった。このレベルでは誰と対戦しても本当に難しい試合になる。一つ一つの勝利が自信になるけど、今回はより一層なものになったわ」とディフェンディングチャンピオンとして臨むUSオープンに大きな自信をつけた。

2回戦では、ビクトリア・アザレンカ(同22位)と対戦する。

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