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2022.09.03

選手情報

世界14位ベレッティーニが4 年連続4回戦進出、元世界No.1マレーに快勝、「快心のプレーができた」[USオープン]

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ベレッティーニが勝負どころで強さを発揮

現地9月2日、USオープン男子シングルス3回戦、元世界No.1アンディ・マレー(イギリス/世界ランク51位)と第13シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア/同14位)が対戦。ベレッティーニが6-4、6-4、6(1)-7、6-3で勝利し、4年連続4度目の4回戦進出を決めた。試合後、ベレッティーニは「快心のプレーができたと思う」とプレーに満足していると語っている。

【動画】3回戦ハイライト&マレーのスーパーショットを見る

マレーは、1回戦で第24シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン/同27位)にストレート勝ちし、2回戦でエミリオ・ナバ(アメリカ/同203位)を2-1で退けて3回戦に進出。一方、ベレッティーニは1回戦でニコラス・ジャリー(チリ/同123位)にストレート勝利、2回戦でヒューゴ・グルニエ(フランス/同119位)に3-1で勝利し、3回戦に駒を進めている。

2回戦後、動きの良さについて言及しているマレーは第1ゲームをラブゲームでキープ。良いゲームの入り方をする。第3ゲームではミスが出て15-40とピンチを迎えたが、ここも安定感あるプレーで凌ぐ。一方、立ち上がりストロークが今ひとつだったベレッティーニだが、強力サーブを武器にキープを続ける。第5ゲームでは、ブレークポイントを握られたものの、サーブで押し込んであと1本を許さない。

先にブレークしたのはベレッティーニ。第7ゲーム、ドロップショットに対応してブレークポイントを迎えると、マレーがここでダブルフォールト。1ブレークアップとすると、第8ゲーム、第10ゲームとラブゲームでキープ。ベレッティーニが6-4でセットを先取する。
第2セット立ち上がりに1ブレークずつ奪い合うが、その後はキープが続く展開に。しかし、ベレッティーニが先にブレークして6-4、セットを連取する。

あとがなくなったマレー。第3セットに入ると第1ゲーム、第3ゲーム、第5ゲームとブレークのピンチを迎えるものの、なんとかキープを続けてチャンスを待つ。しかし、ブレークポイントを握ることはできず、タイブレークへ。1ポイント目、カウンターショットを決められてミニブレークを奪われたマレー。苦しくなったかと思われたが、直後に2本ミニブレークを奪うと一気に7連続ポイント。7-6(1)で第4セットを奪取する。

セットを奪取したマレー。第4セット第1ゲームでブレークに成功するなど、調子の波に乗ったかと思われたが、プレーが安定しない。続くゲームですぐにブレークバックを許すと、3-4で迎えた第8ゲームでサービスを破られて万事休す。ベレッティーニが6-3で締めて、4年連続4度目の4回戦進出を決めた。

試合後、ベレッティーニは「快心のプレーができたと思う。3セット目はチャンスをものにでっきなかった。でも、それがテニスなんだよ。(第3セットの)タイブレークで、アンディは本当にいいタイブレークをしたと。第4セットでは先にブレークされたてしまったけど、正しいプレーをしているからチャンスは来ると信じていた。それが最終的に報われたよ」とコメント。
一方敗れたマレーは「サーブでリズムをつかむことができなかった」と悔いたものの、「私の股関節が金属製。プレーするのは本当に大変なんだ。それでトップクラスの選手たちと互角に戦えることに驚いている。5年前、6年前のような動きはもうないんだ。それはもう期待してはいけない。それでも、世界ランク40位くらいになれたし、まだまだ頑張れると思う。どこまで行けるか、挑戦してみたい」と語っている。

ベレッティーニは続く4回戦、初戦で西岡良仁(ミキハウス/同55位)を下して勝ち上がっているアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナ(スペイン/同39位)と対戦する。



■USオープン2022
・大会日程/2022年8月29日(月)〜9月11日(日)
・開催地/USTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センター(時差13時間)
・賞金総額/6,010万ドル(81億7,390万円)
・男女シングルス優勝賞金/260万ドル(3億5,360万円)
・サーフェス/ハードコート(レイコールド)

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