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2022.10.04

選手情報

ダニエル太郎、「すごい悔しい負け」と世界80位に敗れ初戦敗退も「テニスは上達している」[楽天ジャパンオープン]

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ダニエル太郎、リードを生かせず初戦敗退

10月3日、「楽天ジャパンオープン」(東京・有明/ATP500)シングルス1回戦が行われ、ダニエル太郎(エイブル/世界ランク95位)とベルナベ・ザパタ・ミラレス(スペイン/同80位)が対戦。2時間13分の接戦の末に、ダニエルは5-7、5-7の接戦の末に敗れ、初戦敗退となった。

【動画】前回ベスト8のダニエル太郎、世界80位に敗れ初戦敗退 マッチハイライト

今大会に6度目の出場となったダニエルは、前回の2019年大会ではベスト8。今大会、初戦のザパタ・ミラレスとは、過去に2度対戦しており、2019年5月のATP250ジュネーブ大会では、ダニエルが勝利しているものの、今年7月に行われたチャレンジャー大会では敗戦。いずれもフルセットの熱戦となっていた。

試合序盤、ダニエルは今季大きく成長したサーブを生かして順調にサービスキープを続ける。徐々にペースがアップし、第7ゲームでダニエルは相手のダブルフォールトでチャンスを握ると、セカンドサーブを叩いてリターンエースでブレークに成功。先にリードを奪う。

だが、サービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームでセットポイントを逃してブレークバックを許すと、ザパタ・ミラレスが息を吹き返す。続く第11ゲームのブレークポイントをものにできなかったダニエルは、第12ゲームも落として5-7でセットを失う。

第2セットも先にブレークしたダニエルだったが、ザパタ・ミラレスのしぶとさにミスを重ねて追いつかれると、セット終盤の第12ゲームで2度目のブレークを許して5-7。2時間13分の熱戦もあと一歩届かず、東京五輪以来となった日本での大会は初戦敗退となった。


試合後、「すごい悔しい負けで、今はとても悲しいし悔しい。けれど、同時にいいレベル、高いレベルの試合だったと思う。ここからできることを学んで次につなげていきたい。今はもちろんがっかりしている」と振り返ったダニエル。

USオープン後、アメリカ・サンディエゴ、韓国・ソウルで行われた2大会に出場し、初戦を突破したものの2回戦で敗退。今大会でも接戦をものにすることができず、「惜しい試合が何試合か続いていて、1、2試合勝てていればいい結果のところが、自分に勝利として落ちていないので少し辛い」と悔しさをにじませる。

それでも、試合の場面に合わせてショットを工夫し単調なペースにさせないところなど、「テニスは上達していると思うし、メンタル的にも苦しい場面を乗り切ってプレーできたと思う」とし、残りのシーズンに繋げていきたいとした。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma