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2022.10.07

選手情報

キリオス、セット落とすも逆転勝ちで6年ぶり8強「グランドスラムでの成績が自信を与えてくれている」[楽天ジャパンオープン]

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キリオス、フルセットにもつれるも1時間21分の省エネで準々決勝進出

10月6日、「楽天ジャパンオープン」(東京・有明/ATP500)シングルス2回戦が行われ、第5シードのニック・キリオス(オーストラリア/世界ランク20位)は、カミール・マイクシャク(ポーランド/同121位)を3-6、6-2、6-2の逆転で下し、ベスト8入りを果たした。

【動画】キリオス、6年ぶりのタイトルへまた一歩前進 2回戦マッチハイライト

2016年大会覇者であるキリオスは、4年ぶり4度目の出場。初戦でツェン・チュンシン(台湾/同87位)を6-3、6-1で下し、2回戦にコマを進めている。

第1セット第2ゲームで早々にブレークを許したキリオスは、その後もマイクシャクの正確なサーブに苦戦しリズムを作れず。追いつくことができないまま、3-6でセットを落としてしまう。

第2セットも第1ゲームでブレークポイントを握られ、タフな展開となったキリオス。それでもピンチをしのぐと、3-2の第6ゲームで最初のブレークに成功。流れに乗り、第8ゲームも破って6-2でセットを奪い返すと、最終セットも序盤のブレークで気持ちに余裕ができたか、順調にサービスキープし第8ゲームも破って6-2。フルセットながら1時間21分と、22本のエースを奪って逆転勝ちを収めた。

今季、マッチ37勝目を挙げたキリオスは、序盤こそ自らのミスでブレークされてリズムに乗れなかったとしながらも「負ける気はしなかった。自分の得意としているアグレッシブなテニスに戻るだけだったんだ」と、自らのテニスを貫くだけだったとコメント。

また、今季はウィンブルドンで準優勝、USオープンでベスト8と好成績を収めており、「グランドスラムで成績を残せたことで、セットを落としても自分のプレーのレベルを維持して、自信を与えてくれている」と語った。

準々決勝では、第3シードのテイラー・フリッツ(アメリカ/同11位)と対戦。唯一の対戦となっている今年8月のATPマスターズ1000シンシナティ大会2回戦では、6-3、6-2でフリッツが勝利している。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma