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2022.10.13

選手情報

女王シフィオンテク、男女通じて今季最多7度のタイトル、シングルスマッチ60勝。「勝利しているとより新鮮に感じられる」と心身充実

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シフィオンテク、勝ち星を重ね「ポジティブになるためのエネルギーと時間を無駄にすることはない」

女子世界ランク1位のイガ・シフィオンテク(ポーランド)は、今週「サンディエゴ・オープン」(アメリカ・サンディエゴ/WTA500)に第1シードとして出場。男女通じてシーズン最多となる7度のタイトル、シングルスマッチ60勝を挙げているが、「勝利しているとより新鮮に感じられる」とフレッシュな心と体でシーズン終盤を迎えていると語った。

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今大会は、シフィオンテクにとってツアー最終戦「WTAファイナルズ フォートワース」(アメリカ・フォートワース/10月31日~11月7日)に向けた最後の大会としている。

「WTAファイナルの前に試合をしなければならないから、サンディエゴでプレーすることは理にかなっていると思う。もし3週間も試合がなかったらリズムを崩すことになる。だから、ここにいることに意味がある。この街でプレーしたかったし、この大会の良い評判をたくさん聞いていたから、ぜひ来たいと思っていたの」と良い足掛かりにしたいと言う。

今季、男女を通じて最多となるシングルスマッチ60勝を挙げ、全仏オープンとUSオープンのグランドスラムを含む7つのシングルスタイトルの獲得しているシフィオンテク。先週は、チェコ・オストラバで今季8度目の決勝を戦い、惜しくも準優勝に終わった。

そして、今週はアメリカ・サンディエゴでプレーとお疲れモードかと思いきや、そうではないらしい。「(WTA500オストラバ大会では)2試合も長い時間プレーしたけど、フィジカル的には大丈夫。USオープンの後のオフの期間があったからよりフレッシュに感じる」と、今大会を棄権することは考えていなかったという。

また、「正直言って、最高の気分。これだけ試合が続くとモチベーションの低下を感じたり、勝ちすぎると次の目標がなくなるんじゃないかと思っていたから、不思議ね。でも、それは逆だった。勝利していると前向きになれるから、より新鮮に感じられるの。本当にポジティブになれるわ。その考え方に戻るためのエネルギーと時間を無駄にすることはない。リズムに乗って、コート上で自分のプレーができる気がするの」と、勝ち星を重ねられていることでメンタル面でもポジティブになることができているとした。

ツアー最終戦で有終の美を飾るべく、今大会でシフィオンテクは弾みをつけられるだろうか。現地13日に行われる初戦では、今季躍進を果たしている中国の20歳、ジェン・チンウェン(同28位)と対戦する。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma