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2022.10.13

選手情報

元世界3位ティエム、世界62位に逆転勝利で今季4度目のツアー8強!「素晴らしい夜だった」[ヒホン・オープン]

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Photo by Getty Images

ティエム、激しいラリー戦を制して今季4度目のツアー8強

現地10月12日、「ヒホン・オープン」(スペイン・ヒホン/ATP250)シングルス2回戦が行われ、プロテクトランキングを使用して本戦から出場している元世界ランク3位のドミニク・ティエム(オーストリア/世界ランク165位)が、マルコス・ギロン(アメリカ/同62位)を3-6、6-4、6-0の逆転で下し、今季4度目のベスト8入りを果たした。

【動画】これぞティエムの代名詞! 豪快な片手バックハンドウィナー&マッチハイライト

第1セットをブレーク合戦の末に3-2から4ゲームを連取されて奪われたティエムは、第2セット序盤でブレークポイントを握るもあと一本が遠く、ブレークできない。

開始4ゲームだけで約45分を費やすほど激しいラリー戦が繰り広げられた第2セットは、互いに1度ずつブレークして試合が進む。4-4の第9ゲームでブレークポイントを握られたティエムは、ネットプレーでピンチを脱すると、続く第10ゲームで強烈なバックハンドを決めて0-40に。最後はギロンのダブルフォールトで第2セットを奪い返す。

これで息を吹き返して、最終セットはギロンにブレークポイントを握らせず、3度のブレークに成功。6-0と逆転勝ちを収めて、準々決勝進出を果たした。

「とても激しい試合だった。長いラリーでたくさん走ったよ。第3セットまではずっと接戦で、第2セットの終わりは何が起きてもおかしくなかった。第2セット4-4ではブレークポイントをしのがなくてはいけなくて、彼がそれをものにしていたら彼が勝っていただろう」と試合を振り返ったティエム。

「でも、幸運にも第2セットを取ることができ、第3セットには逃げ切ることができて本当にうれしいよ。競った戦いでとても激しい試合だった。素晴らしい夜だったね」と勝利を喜んだ。

この勝利でティエムは、今季4度目のツアー8強。右手首の怪我から3月に復帰し、7連敗を経験する苦しい時期を味わった29歳の今の目標は、トップ100に戻ること。シーズンの終わりが見えてくるこの時期に、どこまで勝ち星を挙げられるか注目だ。

準々決勝では、第4シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン/同29位)と予選から勝ち上がっているマニュエル・ギナール(フランス/同153位)の勝者と対戦する。

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