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2022.10.17

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女王シフィオンテクが今季8度目のタイトル獲得。ツアー最終戦へ弾み[サンディエゴ・オープン]

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シフィオンテク、アメリカで24勝1敗と無類の強さ

現地10月16日、「サンディエゴ・オープン」(アメリカ・サンディエゴ/WTA500)シングルス決勝が行われ、世界ランク1位のイガ・シフィオンテク(ポーランド)が、予選から勝ち上がったドナ・ベキッチ(クロアチア/同77位)を6-3、3-6、6-0で下し、今季8度目のタイトルを獲得した。

【動画】シフィオンテク、ベキッチの猛攻を受けるも見事なフォアハンドのカウンター&マッチハイライト

この日の試合、シフィオンテクはベキッチにブレークポイントを握らせない安定したプレー内容で、1ブレークを生かして6-3で第1セットを先取する。しかし、第2セットではベキッチに訪れたブレークポイントをしのぎ切れず、セットカウント1-1となった。

シフィオンテクは、準決勝で第4シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ/同6位)に1セットダウンから勝利。一方のベキッチは、ダニエル・コリンズ(アメリカ/同19位)との準決勝、最終セットで雨により順延となっており、決勝が行われた日に再開。タイブレークまでもつれていた。

両者に疲れがある中、一歩上を行ったのはシフィオンテクだった。細かいステップを踏み、左右へのショットに対してしっかりボールの後ろに入ってラリーを組み立てる。会場に訪れたポーランドのファンの声援の後押しを受けたシフィオンテクが、最終セットで3度のブレークに成功し、6ゲーム連取で試合を決めて、今季8度目のタイトルを手にした。

試合後、シフィオンテクは「本当にタイトな試合で、長丁場だった。お互いに体力的にはかなりきつかったと思う。最後は自分が決めたいと思っていて、それができて自信になった」とコメント。また、2021年に右膝の手術を受けているベキッチに対し、「あなたが戻ってきたことを嬉しく思うし、できればもっと多くの決勝戦を戦いたい」と述べている。

全仏オープンとUSオープンを含む今季8度目のタイトルを手にしたシフィオンテクは、アメリカで行われた大会で24勝1敗と無類の強さを誇る。

今大会は、ツアー最終戦「WTAファイナルズ フォートワース」(アメリカ・フォートワース/10月31)~11月7日)に向けて、最後の大会としており、トップ10の2名を撃破。昨年はグループステージで敗れたツアー最終戦で有終の美を飾るため、最高の弾みをつけたと言えるだろう。

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