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2022.10.21

選手情報

錦織圭、股関節は「完治」も足首捻挫で今季の復帰は断念

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錦織圭、度重なるケガで来季の復帰を目指す

10月21日、怪我からの復活を目指す錦織圭(ユニクロ)が今季中の復帰はしないと、マネジメント担当者が明らかにした。

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昨年10月のATPマスターズ1000インディアンウェルズ大会を最後にツアーから離脱している錦織は、今年1月に左股関節の手術を受けた。その復帰への道のりの最中、新たなトラブルに見舞われてしまった。

今月中の復帰へ向けて拠点であるIMGアカデミーでの練習中に、今度は足首を捻挫。回復に3~4週間の休養が必要となってしまい、オフシーズンのトレーニングを充実させるため、今季中の復帰を見送ることを決断したという。

一方、懸念されていた股関節の状態については、「完治した」と担当者は述べており、足首の怪我をする前まで全力で練習をこなしていたという。

今月初めには「楽天ジャパンオープン」(東京・有明/ATP500)で行われたイベントにオンラインで出席し、「もどかしい日が続いていますね。治りそうだったり、また痛みが出てしまったりというのがずっと続いていて、他の箇所にも(痛みが)出てきたりしている」と復帰が難航していると告白。

「早く出たい気持ちはあるが、まだ先が見えない」と復帰時期を探っていたが、万全を期すため今年の復帰を断念した。

17日のATPランキングでは12年6ヵ月ぶりにランキングが消滅し、ゼロからのスタートとなった錦織。だが、元世界ランク4位ということもあり、復帰後は大会からワイルドカード(主催者推薦)を与えられたり、プロテクトランキング(怪我による半年以上のツアー離脱者に与えられるランキング)でツアー大会にエントリーすることができる。

錦織本人としては、プレーできない歯がゆさもあるだろう。まずは足首の怪我を治し、来季の復帰に向けて一歩ずつ前進していってほしい。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma

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