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2022.11.09

選手情報

ムゼッティ、21歳以下ツアー最終戦の初戦で快勝「良いスタートを切れた」[Next Gen ATPファイナルズ]

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Photo by Getty Images

ムゼッティやナカシマらが白星スタート

現地11月8日、21歳以下の8名で争われる「インテサ・サンパオロ Next Gen ATPファイナルズ」(イタリア・ミラノ)のラウンドロビン第1戦が行われ、第2シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア/世界ランク23位)やブランドン・ナカシマ(アメリカ/同49位)らが勝利を挙げた。

【動画】ムゼッティが母国イタリアで魅せる華麗なパッシングショット&大会初日ハイライト

今季、7月のATP500ハンブルク大会と10月のATP250ナポリ大会でツアー優勝を果たしているムゼッティ。今大会に出場する選手の中で唯一、ツアーで複数回優勝を果たしており、昨年大会はラウンドロビンで敗退している。レッドグループのトップシードとして迎えた初戦では、今年6月にトップ100を切ったツェン・チュンシン(台湾/同90位)と対戦。試合序盤は互いに硬さも見られたが、ムゼッティがチャンスをことごとくものにして4-2、4-2、4-2のストレートで勝利した。

試合後、「本当に良かったよ。去年もここでプレーしたのを覚えている。大会前にも言ったけど、ここの観客は本当に素晴らしい。彼らは僕にエネルギーを与えてくれた。タフな相手に良いスタートを切れた。自信もあるし勝ててうれしい」と語った。

レッドグループのもう一試合は、今季チャレンジャー大会で2勝を挙げている第7シードのドミニクストリッカー(スイス/同111位)が、第3シードのジャック・ドレイパー(イギリス/同41位)に4-3(5)、4-3(5)、4-3(5)で勝利している。

グリーングループのナカシマは、今季チャレンジャー大会で3度の決勝に進んで躍進しているマッテオ・アルナルディ(イタリア/同134位)に苦戦。第1セットを2-4で落としたナカシマは、タイブレークに突入した第2セットで5度のセットポイントを防いで奪い返すと、第3セットもタイブレークの末に奪う。アルナルディの攻撃を守り切れず第4セットを失ったが、最終セットは1ブレークを奪って振り切り、2-4、4-3(7)、4-3(4)、3(4)-4、4-2で勝利した。

また、グリーングループのイジー・レヘチカ(チェコ/同74位)は、フランチェスコ・パッサーロ(イタリア/同119位)を4-1、4-3(7)、4-1で下している。

2017年にスタートした今大会は、21歳以下の上位8名が出場し、2つのグループに分かれてラウンドロビンを行い、上位2名ずつが決勝トーナメントに進出する。試合形式も独自のルールが採用されており、ノーアドバンテージの4ゲーム先取で5セットマッチ。今ではツアー大会でも見られるような電子ラインコールやコーチングも許可されている。

また今年から新ルールとしてサーブやリターンでポイントが決まった場合は、ショットクロックが25秒から15秒に短縮された。その他、ファンの自由な移動が許可されるなど通常のツアー大会では見られないような取り組みも行われている。

昨年大会の優勝から一気に飛躍を果たした19歳で世界ランク1位のカルロス・アルカラス(スペイン)に加えて、「ロレックス・パリ・マスターズ」(フランス・パリ)でATPマスターズ1000初制覇を成し遂げたホルガー・ルーネ(デンマーク/同10位)が、13日に開幕するツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ)の補欠選手となり欠場となっている。

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