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2022.12.21

選手情報

フェデラー引退でフリーとなった元世界3位リュビチッチ、フランステニス連盟のプログラムに参加「自分の経験を新しい挑戦に生かしたい」

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Photo by Getty Images

リュビチッチがフランステニス連盟のプログラムに参加

現地12月20日、FFT(フランステニス連盟)は、14歳以上のレベルを引き上げるため、元世界ランク3位で今年9月に引退したロジャー・フェデラー(スイス)のコーチを務めていたイワン・リュビチッチ氏を招へいした。

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2024年のパリ五輪を視野に入れ、新たな才能を伸ばすためにFFTは「Ambition 2024」と名付けられたプログラムを立ち上げ、そのディレクターに、リュビチッチ氏が来年1月15日付で就任することが明らかにした。

FFTのジル・モレトン会長は、リュビチッチ氏について「彼のテニスに対する姿勢は、我々がフランス人のホープに植え付けたい飽くなき勝利の追求が原動力になっている」とし、まさにこのプログラムに適任だとする。

9月にフェデラーが現役を退くことを決め、テニス界に衝撃が走ったが、それと同時に2015年末からコーチとして支えてきたリュビチッチの仕事がなくなったのも事実。

フランスという数々の名選手を輩出してきた国での大きなプログラムに参加することとなったリュビチッチは、「世界で最も若者の可能性を伸ばすことに力を注いでいる連盟の一つであるフランステニス連盟に参加できることを大変うれしく思う。フランスは、非常に豊かで有望な人材の宝庫。自分の経験をこの新しい挑戦に生かし、チャンピオンを生み出す価値を共有したいと強く思っている」としている。

フランス人選手では、女子ツアー最終戦を制すなど今季4勝を挙げたキャロライン・ガルシアが4位に入っているものの、残るはトップ100には36位のアリーゼ・コルネのみ。男子では、ジョー・ウィルフリード・ツォンガやジル・シモンなどフランステニス界を牽引してきたスター選手が引退。トップ100には10名がいるものの、常にフランス人選手が優勝争いに絡んでいたかつての姿とは異なり、8名がトップ50以下となっている。

一方、昨年の全仏オープンジュニアチャンピオンで、12月にチャレンジャー大会初優勝を飾ったルカ・バン・アッシュ(世界ランク137位/18歳)や今年の全仏オープンジュニア覇者で身長193cmのガブリエル・デブル(17歳)など期待される若手もたくさんいる。このプログラムを任されたリュビチッチは、才能を開花させる重要な役目となるだろう。

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