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2023.01.13

選手情報

西岡良仁やダニエル太郎らがポーランド戦のデ杯日本代表に選出。添田豪新監督の初陣を勝利で飾れるか

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デ杯代表に西岡良仁、ダニエル太郎らベストメンバーを招集

1月13日、日本テニス協会は2月4日~5日に開催される男子国別対抗戦「デビスカップ by Rakutenワールドグループ1部プレーオフ 日本対ポーランド」(兵庫県三木市・ブルボンビーンズドーム)の日本代表メンバーを発表。世界ランク33位の西岡良仁(ミキハウス)や同95位のダニエル太郎(エイブル)らが選出された。

【画像】「大好きなデビスカップ、日本チームの為に精一杯頑張ります」と綴った綿貫陽介のSNS

今回の試合に勝利すれば、9月に行われる来年のファイナルズ予選出場をかけたワールドグループ1部の試合に進むことができ、敗れた場合はワールドグループ2部へと降格してしまう。

2019年大会以来のファイナルズ出場に向け、デビスカップ日本代表監督としての初陣を迎える添田豪監督。今回のメンバーは、世界ランキングで上位の選手から選出され、今年の全豪オープンで第31シードに入った西岡やダニエル、グランドスラム初の本戦入りを果たした綿貫陽介(フリー/同138位)、ダブルス世界ランクで日本No.1選手のマクラクラン勉(イカイ/ダブルス同70位)の4人を「チームの核」だとし、ダブルスで日本人選手2番手と単複で戦える内田海智(富士薬品/同197位)を加えた5人という現状考えられる日本代表のベストメンバーになった。

昨年の監督就任直後から選手とコンタクトを取り、全豪オープン直後という日程にもかかわらず、西岡やダニエルらはデ杯出場に対して前向きで、モチベーションは高いという。中でもエースとされるのが、今季開幕戦の「アデレード国際1」(オーストラリア・アデレード/ATP250)で4強に入った西岡。

添田監督も現地に足を運んで視察したところ、「以前よりも攻撃するタイミグが速くなって、それに対戦相手も戸惑っている感じがあった。メンタル面でも彼は起伏の激しい選手ではあるが、試合を通じていい方向にエネルギーが向かっている。メンタルと試合中の技術がうまくいっているからこその今のランキングだと思う」と、約3年2ヵ月ぶりの日本代表の選出された西岡のプレーに太鼓判を押した。

ITF(国際テニス連盟)が定めているメンバー締め切りにはまだ猶予はあったものの、10日以上早く決断した添田監督。「特にギリギリまで隠したいということもないし、コーチたちとの間でも決まっていた。早めに発表することでファンの方々にもわかってもらえ、会場に足を運んでもらうきっかけになる」と選手、ファンと共に一致団結して戦っていきたいとした。

なお、錦織圭(ユニクロ)の復帰時期について添田監督は、「復帰の見通しは僕もわからない状況で、彼とも連絡を取っていますけれど、本人もまだわからないと思う。彼に早く復帰してほしいと願いつつ、これ以上ケガをしてほしくないのでじっくりやってほしい。彼自身も復帰がいつなのかと言うのを明確に言えない部分じゃないのかなと思います」素直な気持ちを口にしている。

一方、対戦相手のポーランドは同国シングルスNo.2のカミール・マイクシャク(同96位)がドーピング陽性で出場する可能性は低い。それでも世界ランク11位のフベルト・フルカチュやダブルス同36位のヤン・ジーリンスキーなどがメンバー入りする可能性もあり、添田監督も「一番気になるのは、フルカチュ選手が出場するのかどうかということ」とタフな相手になると警戒。世界ランク200位台の選手も含め、「他の選手から情報を聞いたり、映像を見たりして弱点やどういった戦い方をするのかを判断したい」と分析していく。


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