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2023.01.22

選手情報

西岡良仁、終盤に意地見せるもグランドスラム8強入りならず。世界20位にストレートで敗れる[全豪オープン]

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西岡良仁、自身初のグランドスラム8強入りならず

1月22日、「全豪オープン」男子シングルス4回戦が行われ、グランドスラム初のベスト8入りを懸けた第31シードの西岡良仁(ミキハウス/世界ランク33位)は、第18シードのカレン・カチャノフ(同20位)に0-6、0-6、6(4)-7で敗れた。

【動画】西岡良仁らしさ全開! ロングラリーを制して観客湧かせる

昨季にツアー2勝目を挙げた西岡は、今季開幕戦でもベスト4となり、自己最高ランキング33位となってグランドスラムで初めてシード権を獲得。

今大会は、1回戦でミカエル・イマー(スウェーデン/同69位)、2回戦で予選勝者のダリボル・スブルチナ(チェコ/同216位)、3回戦でマッケンジー・マクドナルド(アメリカ/同65位)をいずれも1セットも落とすことなく下して、ベスト16入りを果たしている。

初めての経験となる4回戦の相手は、昨年のUSオープンでベスト4入りを果たしているカチャノフ。対戦成績では、1勝2敗と負け越しているものの、直近の試合となった昨年8月の「シティ・オープン」(アメリカ・ワシントン/ATP500)3回戦では、7-6(2)、7-6(1)で勝利している。

試合は序盤は長いラリー戦が見られたが、カチャノフがミスのないプレーを続けて西岡は苦戦。リードを許すとカチャノフがアグレッシブに攻撃し、難しい展開となってポイントを奪うのが難しくなる。西岡はフラストレーションを溜め、1ゲームも奪えないまま試合が進んで2セットを失ってしまった。

だが、第3セットに入ると西岡がコートをより広く、カチャノフの武器でもあるフォアハンドにもボールを散らして、徐々にペースを掴む。第2ゲームでブレークを許した直後に、長いラリー戦を制してブレークバックに成功。会場全体が西岡を応援する中、ようやく1ゲームを手にする。

それでもカチャノフも集中力を維持。西岡はブレークがないままタイブレークに突入すると、4-5から2連続でミニブレークを許し、ベスト8には届かなかった。

勝利したカチャノフは、準々決勝で第10シードのフベルト・フルカチュ(ポーランド/同11位)と第29シードのセバスチャン・コルダ(アメリカ/同31位)の勝者と対戦する。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma