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2023.01.19

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国内大会だけでトップ100に入った20歳シェルトンがグランドスラム初の3回戦進出「最高の気分」[全豪オープン]

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20歳シェルトン、接戦をものにして全豪オープン初の3回戦進出

1月19日、「全豪オープン」男子シングルス2回戦が行われ、グランドスラム2度目の出場となったアメリカの20歳、ベン・シェルトン(世界ランク89位)が、予選勝者のニコラス・ジャリー(チリ/同154位)を7-6(3)、7-6(3)、7-5で下し、3回戦進出を果たした。

【動画】20歳のシェルトン、初めての全豪オープンで3回戦進出し雄たけび!

20歳のシェルトンは、フロリダ大学在学中にNCAA(全米大学体育協会)チャンピオンに輝いており、以降チャレンジャー大会に出場。3度の優勝と3度の準優勝と好成績を収めたほか、8月のATPマスターズ1000シンシナティ大会で、当時世界ランク5位のキャスパー・ルード(ノルウェー)に勝利。プロ転向を果たし、アメリカの国内大会だけで、世界ランキングを573位から96位に上げた。

この経緯にシェルトンは、「アメリカ国内には、毎週のように僕を打ち負かす選手がいたし、僕も毎回勝てていたわけではない。だから、父(ブライアン・シェルトン/元世界ランク55位)の考えとしては、僕がアメリカで上達し全米一ではないことで、他の国に行って同じことを学ぶ理由はないということだと思う。もう一つは、高校3年まで公立高校に通っていたから授業を休んだり、長い間家を空けたりする余裕がなかったんだ」と語っている。

そして、今季初めて国外のツアー大会に挑戦。前哨戦2大会では予戦敗退、2回戦敗退と悔しい結果に終わったが、昨年のUSオープン以来2度目のグランドスラムとなった今大会では、初戦でフルセットの戦いを制して初勝利。この日も2度のタイブレークにもつれる接戦をものにし、「最高の気分だ。アメリカ以外の国でプレーすることは素晴らしい経験。これから何が起こるか楽しみだし、ここに来る機会を得られたことに感謝している」と述べた。

アメリカ国外で初めてのグランドスラムとなるが、「昨年のUSオープンでも同じような観客がいたから慣れた。大学のテニスでは、もっと騒々しいし、応援も雑だしね(笑)」と観客との付き合い方には問題ないと言う。

だが、「一番大変だったのは、時差ボケを治すことと気持ちの面だった。海外に行くのは初めてだから、3時間以上の時差に対応するのは初めてなんだ。アデレードの最初の1週間は調子が良くなかったし、オークランドでは少し良くなって、今は自分のペースを取り戻しつつあるけど」と、世界中を飛び回るツアー選手でも悩まされる移動、時差の対応はこれから学んでいく必要があるとした。

ツアー参戦から1年も経たずしてトップ100に入り、今大会後には自己最高ランキングを更新することが確実な20歳のこれからが楽しみだ。3回戦でシェルトンは、2回戦で第8シードのテイラー・フリッツ(アメリカ/同9位)を破ったワイルドカード(主催者推薦)で出場しているアレクセイ・ポピュリン(オーストラリア/同113位)と対戦する。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma

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