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2023.03.12

選手情報

錦織圭、小学生と交流し英気養う「早くコートに戻って試合をしたい」

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錦織圭、子供たちとの交流で笑顔に。復帰に向けて英気養う


3月11日、元世界ランク4位の錦織圭(ユニクロ)は、横浜市内で行われたオフィシャルパートナー契約を結んでいる日本航空(JAL)のイベント「錦織圭×JAL Special Lesson」に登場し、約60人の子供たちに向けてスペシャルレッスンや質問コーナーなどで交流した。

【画像】錦織圭が登場したイベントの様子はこちら

昨年の1月に股関節の手術を行うなど怪我の影響で一昨年のシーズン後半からツアーから離れている錦織。今回、1年4ヵ月ぶりに開催された同イベントでは、前半に行われた小学生へのスペシャルレッスンで激しい動きこそなかったものの、華麗なラケットさばきで子供たちと打ち合い、「ナイスショット」などと声をあげた。自身も「9、10歳頃にプロ選手のクリニックに参加した」と刺激を受け、のちに海外留学をスタートさせたということもあり、今回のイベントがジュニア選手にとって一つのきっかけになればいいと語った。

また、股関節の手術後には右足首を痛め、自身のSNSでは復帰へ向けての練習動画を投稿しているが、後半のトークセッションで現在の状況について、「良くなっています。最近やっとラリーができたり、動けるようになってきた。股関節はもう治って、足首だったりいろんなところに怪我が出て、手術には至っていないけど、ゆっくり治している最中です」と着実に前進しているとコメント。

「早く戻ってきたい。いろんな選手が出てきている中で一緒にプレーしたいという気持ちと、早くコート上に戻って試合をしたい気持ちが今は一番強いので、それがまずは目標です」と復帰への思いを述べた。

ツアー大会も見ているようで、復帰後に対戦してみたい選手として、昨季にUSオープンを制して史上最年少19歳4ヵ月で世界ランク1位になったカルロス・アルカラス(スペイン/同2位)と回答。「今までのテニスとは違うなと見ていて感じます。パワーと打てるショットの幅というのが今までの選手より広いし、力強い。新しいなと思います」とした。

日本人選手へも「西岡(良仁)くんとダニエル太郎くんの2人が(日本男子テニス界を)引っ張ってくれてると感じていて、若手では望月(慎太郎)くんとか最近調子がいい(綿貫)陽介とか。もっと欲を言えばジュニアの強い選手が出てくれるとうれしい。またトップ100に何人か入ることがあればうれしいですね」とエールを送った。

子供たちからの質問コーナーに移ると、大勢が一斉に挙手。「やっぱり子供はすごいですね。こういう時は手を挙げづらいですからね。この気持ちを大人でも持っていてね」と場を和ませると、その後はバックハンドのダウン・ザ・ラインの打ち方などテニスの技術的な質問から、相手のマッチポイントでの戦い方などのメンタル面のアドバイスを伝えた。

「機内食は食べますか?」との質問には、思わず錦織も「JALの人ですか」とすかさずツッコミ。「機内食はたくさん食べます。フルーツの盛り合わせがおいしくて、追加で頼んでます。あとラウンジにあるカレーが好きですね。朝7時とかでも気合いを入れて食べてます」と答えた。

最後に、「僕自身は早く戻って来れるようにリハビリ頑張って、またテレビで見てもらえるように頑張ります。10月に(木下グループ)ジャパンオープンが有明であるのでぜひ見に来てください」とし、久しぶりに子供たちと触れ合う時間で英気を養った。

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Photo by Tennis Classic

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