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2023.07.10

選手情報

元世界1位のウォズニアッキも復帰へ!活躍中のママテニスプレーヤー

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スビトリーナ、アザレンカ...出産後でもツアーで戦うテニスプレーヤー

6月29日、元世界ランク1位で2020年に引退したキャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)が現役復帰を果たすニュースが飛び込んだ。3年以上のブランクもさることながら、彼女は2児の母である。直近では、ウクライナのエリーナ・スビトリーナが、出産後約7ヵ月でツアー優勝した。各地を転戦するため、子育てをしながらテニス選手として継続するのは難しいように思えるが、母親となっても活躍する選手が増えてきている。今回はママとしてWTAで戦うトッププレーヤーを紹介する。

【画像】大きくなったお腹を公開した大坂なおみ

●全仏でも大活躍だった元世界3位のエリーナ・スビトリーナ

先日行われた全仏オープンでは、準々決勝まで勝ち進んだスビトリーナ。会場には夫のガエル・モンフィスも試合を見守っており、家族としての強い絆が感じられた。

全仏にはモンフィスも出場しており、1回戦でアルゼンチンのセバスチャン・バエスをフルセットで破っている。娘が生まれてから一度も勝利を挙げていなかったモンフィスは、娘の存在が試合へのモチベーションを高めてくれたと試合後のインタビューで語っていた。夫婦共に現役のテニスプレーヤーであり、新しい子育ての形を私たちに示してくれている。



●サッカー少年を育てるビクトリア・アザレンカ

元世界1位で現在20位までランキングを戻しているアザレンカもママとして戦う選手の一人。息子と共にサッカーファンとしても知られるアザレンカ。サッカーのユニフォームを着て試合前のウォーミングアップを行う姿が度々目撃されている。



●2022年ウィンブルドンのセミファイナリスト!2児の母タチアナ・マリア 
 
2人の子供を連れてツアーを回るタチアナ・マリア。スライスを多用するプレースタイルも目を引くが、母親であることとトッププレーヤーとして活躍することの両立を成し遂げる女性としても注目されている。夫は彼女のコーチとしてツアーに帯同し二人の子供と共に試合を常に見守っている。

昨年のウィンブルドンでは、彼女の親友でもあるオンス・ジャバー(チュニジア)と対戦しフルセットで敗れたもののグランドスラムのセミファイナリストとなった母親の姿は多くの人々の心に刻まれた。オンス・ジャバーは試合直前であってもタチアナ・マリアの子供たちといつものように交流を持っていたそうだ。

●元世界1位が復帰へ!キャロライン・ウォズニアッキ

2020年に現役を退いたウォズニアッキ。2人の子供を産み、家族との時間を充実させたこの3年間を経て再度夢を追いかけるために現役復帰することを決めた。

夫は元NBA選手であり、同じアスリートとしての経験を活かしウォズニアッキを支えていくことだろう。



●大坂なおみ

妊娠中の大阪なおみは、ママとして子供に試合を見せるのが楽しみだと語っていた。まだまだ現役選手として長いキャリアが待っている大坂にとっては、グランドスラムの優勝を自身の子供に見せることだって不可能ではないだろう。

■ツアーで活躍する最強のママたち

出産後にツアーに復帰し戦う選手たちの姿は、多くの女性プレーヤーの選択肢を広げることにつながるに違いない。ツアーを回りながら子育てをするのは想像を絶するほど難しいことに違いないが、子供を持ちながらも自分のキャリアをあきらめない彼女たちの姿は、テニスという側面のみではなく人間的な部分における魅力が感じられ、よりテニスへの興味を掻き立ててくれている。7月4日には元世界1位のアシュリー・バーティー(オーストラリア)にも男の子が生まれたばかり。テニスファンとしてはバーティーの復帰もつい期待してしまうところだ。

※ランキングは2023年7月6日現在
文/山根ゆずか

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