2023.11.15

チチパスが背中の負傷でツアー最終戦を棄権「コートではひどい気分だった」

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Photo by Getty Images

チチパス、第2戦を途中棄権。大会からも退く

現地11月14日、男子ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」（イタリア・トリノ）のラウンドロビンが行われ、ステファノス・チチパス（ギリシャ／世界ランク6位）はホルガー・ルーネ（デンマーク／同8位）戦の第1セット途中で棄権。大会からも退くこととなった。

【動画】チチパスがルーネ戦で第1セット途中で棄権

会見で開口一番に「今日応援に来てくれたファン、試合を見に来てくれた観客に申し訳ない」と謝罪。また、「試合を終えることができなくて本当に悔しい。僕がいたポジションを誰かに譲って、何かしてもらおうとしなかったのも残念だ」と、最後までプレーできなかったことを悔いた。

大会前からチチパスのフィジカルに問題があるのではとされてきたが、第1戦で4-6、4-6で敗れたヤニック・シナー（イタリア／同4位）戦後には「この大会でプレーする準備はできている。トリノは僕にとって重要なイベントの一つ。僕は健康だ」と強気な発言をしていた。

数日前まで医師に診てもらい、プレーすることを勧められたとしながらも、「コートではひどい気分だった。この試合に臨む準備と体調を整えるために、可能な限りのベストを尽くしたがうまくいかなかった」とコメント。

「ここ数日は練習はしていたが、コートにいる時間は少なかった。動きに少し問題があったんだ。動いた時に影響が出て、動かずに試合をするのは難しい。これはテニスで、ダーツじゃない。これまでも試合中に痛みが出たことはあって耐えてきたが、今回は手に負えなかった」と背中の状態は万全ではなかったという。

この試合をもって今季終了としたチチパスの代わりにフベルト・フルカチュ（ポーランド／同9位）が出場。第3戦でノバク・ジョコビッチ（セルビア／同1位）と対戦する。

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