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2023.11.16

選手情報

メドベデフがズベレフを下し2連勝で決勝トーナメント進出! 第3戦も「ベストを尽くす」[Nitto ATPファイナルズ]

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Photo by Getty Images

メドベデフが接戦をものにして決勝トーナメントへ


現地11月15日、男子ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」ラウンドロビンが行われ、世界ランク3位のダニール・メドベデフはアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同7位)と対戦。7-6(7)、6-4のストレートで下し、決勝トーナメント進出を決めた。

【動画】メドベデフ、3年ぶりのタイトル奪取に向けラウンドロビン2連勝 マッチハイライト

今季5度のタイトルを手にし、2019年大会から5年連続5度目の出場となったメドベデフ。2020年大会ではラウンドロビンでノバク・ジョコビッチ(セルビア/当時世界ランク1位)と準決勝でラファエル・ナダル(スペイン/当時同2位)、決勝でドミニク・ティエム(オーストリア/当時同3位)を撃破し、優勝を飾っている。

3年ぶりのタイトル奪取を狙う今大会では、初戦で同胞のアンドレイ・ルブレフ(同5位)に6-4、6-2で快勝。幸先の良いスタートを切った。

第2戦となったこの日は、今季5度の対戦があり、4勝1敗で勝ち越しているズベレフと対戦。2018年、2021年大会で優勝しているズベレフに対し、メドベデフは持ち味の広いコートカバーリングを生かした粘り強さで、多彩な攻撃を見せるズベレフに対抗する。互いに1度ずつブレークし、第1セットはタイブレークにもつれた。

ここでメドベデフは追いかける展開となったが、ミスを引き出して2本のセットポイントを防いで7-6(7)でセットを奪取。第2セットもサービスキープが続く拮抗した戦いとなったが、5-4の第10ゲームのワンチャンスを生かして6-4。ストレート勝ちを収めた。

ラウンドロビン2連勝を果たし、1試合を残して決勝トーナメント進出を決めたメドベデフは、「タイトな試合だった。ポイントや展開がどうであれ、勝つことができてうれしい。最近はタイブレークで負けることもあったから今回は勝つことができて良かったよ。自信につながるし、次の試合も頑張りたい」とコメントした。

次戦のアルカラス戦を勝てば、レッド・グループ1位通過となるが、もう一方のグリーン・グループではジョコビッチが2位になる可能性が高い。対戦を避け、メドベデフが2位通過を狙うことも考えられるが、決して気を抜くつもりはない。

「僕はカルロスとプレーするためにベストを尽くす。『この試合はもっと楽にできる』と自分に言い聞かせた瞬間に、リズムを失ってしまうこともある。例えば、去年のノバクとの試合(ラウンドロビン2連勝のジョコビッチが3時間11分の激闘の末に勝利)は体力的にとてもタフな試合だった。彼は『試合は負けたけど1位通過だ』と言うこともできたが、そうはしなかった。自分のベストを尽くして勝とうとすることは、僕にとって素晴らしいお手本になる」とどの試合でも手を抜かない姿勢を学び、次の試合も全力で戦うとした。

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