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2024.03.12

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大坂なおみ、インディアンウェルズ大会で16強入りならずも前向き「あらゆる可能性を試した」

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Photo by Getty Images

大坂なおみ「2回戦で今までやった中で一番ランクの高い選手に勝ってうれしい」


現地3月11日、女子ツアー「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/WTA1000)シングルス3回戦が行われ、大坂なおみ(フリー/世界ランク287位)は、第24シードのエリーゼ・メルテンス(ベルギー/同28位)に5-7、4-6で敗戦。5年ぶりとなる16強入りとはならなかったが、「あらゆる可能性を試したんだと思ってコートを出られる」と語った。

【動画】大坂なおみ、2年ぶりの「BNPパリバ・オープン」は3回戦敗退 マッチハイライト

大坂は「今日はプランがあったけれど、うまく実行できなかった。守りに入ってしまって、いつものように重いボールを打つことができなかった」と試合を振り返る一方で、3年ぶりに対戦したメルテンスの変化にも言及。「驚かされたのは、彼女のサーブスピードが前回よりも上がっていたこと。バックハンドを打たされることが多かった」とした。

妊娠、出産から1年以上離れていた実戦から復帰した当初は、大会序盤で敗れてしまうことの多かった大坂だが、今ではプレーレベルも向上。「2回戦では今までやった中で一番ランクの高い選手に勝ってうれしい。でも、今は自分に厳しくなりすぎないようにしていて、ドーハ大会からすごく進歩した。目の前に立ちはだかる壁を越えるため、よりハードに戦おうとした」と着実に成長していると語った。

また、現状では世界ランク1位を目指して戦っているわけではないとし、「もっとグランドスラムで勝ちたかったからコートに戻ってきた」と言い、今の自身の評価基準はコート上でどれだけ最後までファイトできたかにある。

「妊娠する前は、今日ほど頑張れなかった試合もあった。負けたことはもちろん残念だけど、試合であらゆる可能性を試したんだと思ってコートを出られる気がする。それが今の私の成功かどうかの決め方だと思う」と今日も納得してコートを離れることができたとした。

次戦は19日に開幕する「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/WTA1000)。大坂は、同大会に6度出場しており、2022年大会では決勝でイガ・シフィオンテク(ポーランド)に敗れ準優勝。「マイアミに戻るのがとても楽しみ」とした。

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