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2020.06.30

選手情報

グーラゴング氏がセリーナ・ウイリアムズらママたちに期待「多くの母親が活躍しているのがすばらしい」

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1968年のオープン化以降、母親として唯一、ウィンブルドン女子シングルス優勝を果たしたイボンヌ・グーラゴング氏のインタビューがWTA公式サイトに掲載。来年のウィンブルドンで、母親でもあるセリーナ・ウイリアムズ(アメリカ)らの活躍を期待していると語った。

グーラゴング氏は、オーストラリアの原住民、アボリジニの女子テニス選手として1970年にプロデビュー。通算7度のグランドスラム優勝を果たしている。その最後の優勝となったのが、1980年のウィンブルドンであり、同大会における母親としての優勝はオープン化以降初めての出来事であった。
同氏は、「あれから40年経ったわ。オープン化してからグランドスラムを制した母親は他に2人(マーガレット・コートとキム・クリスターズ)しかいないの。子どもができてからは簡単ではないわ」とコメントしている。

現在は、母親とテニス選手を両立する選手たちがツアーで活躍しているのが、うれしいと語るグーラゴング氏。「スポーツを含む、あらゆる分野で女性が出産後に仕事に復帰することは、今や一般的なこととなっている。トップに戻るには挑戦的で、困難なことですが、より多くの母親が活躍していることはテニス界にとって素晴らしいことよ」と語っている。

ツアーにはS.ウイリアムズのほか、キム・クリスターズ(ベルギー)やビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)らがいる。
この先、母親たちがどのような活躍を見せてくれるだろうか。楽しみにしたい。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma