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2020.05.29

メーカーズボイス

#アルパワー史上最強説 「ALU POWER」ゲージ違い試打実験THE FINAL!!!


No.1セッティング(個人的)はどれ!?
ついに「THE FINAL」がスタート!!

ツアーの中でも、とりわけプロがこよなく愛するストリング、それが「ルキシロンALU POWER」である。ロジャー・フェデラー(横にALU POWER ROUGH 125)や世界No.1のあの選手、内山靖崇選手など、ポリの中でも本当に使用者が多い。その特徴は、パワーはもちろん、柔らかな打球感、ボールの伸び、スピンである。
現在、ALU POWER 115(新発売)、ALU POWER 120、ALU POWER 125、ALU POWER 125 ICE BLUE(新発売)、ALU POWER 128 ROLAND GARROS(新発売)、ALU POWER 130(新発売)、ALU POWER 130 ICE BLUE(新発売)、ALU POWER ROUGH 125/130(新発売)、ALU POWER SOFT 125、ALU POWER SPIN 127が発売となっている。

バリエーションが増えた「ALU POWER」シリーズ。その中で、どれがベストなのか?  僭越ながら一般プレーヤーの代表として、編集部(広)(川)が自分たちにとっての史上最強セッティングを探す企画。



先々月号では、「ALU POWER 115」「ALU POWER 125」「ALU POWER 130」を、(広)(川)が試打。 (広)が「ALU POWER 130」、(川)が「ALU POWER 125」を“No.1 ALU POWER”にチョイスした。さらに、先月号では(広)は「ALU POWER 128 ROLAND GARROS」を、(川)は「ALU POWER 115」×「ALU POWER 130」のハイブリッド(縦横逆バージョンも)にチャレンジし、自身のベストチョイスを探った。そしてシリーズ最終章!  「ALU POWER 128 ROLAND GARROS」を選び、弾きのよさ、スピン性能をリクエストした(広)に対して、ウイルソンからの処方箋は「ALU POWER 130×ALU POWER 120」「ALU POWER 130×ALU POWER 125 ROUGH」。「ALU POWER 115」×「ALU POWER 130」が魅力的!と答えた(川)に対しては、「ALU POWER 115」×「ALU POWER 125 ROUGH」、「ALU POWER 115」×「ALU POWER 130 ROUGH」を最後の処方箋として出した。

2人の理想の「ALU POWER」はどっちのセッティングになったか!?

※試打ラケットは、前回と同じPRO STAFF 97 CV、テンションも同じ48ポンドで張っている



思った以上に「ラフ」の味が出る
スピンを第一に欲しいなら
このセッティングは素晴らしい!

個人的に「ALU POWER 125」を張っていて、それに満足していた私。だが、最初の試打で「ALU POWER 130」の魅力を発見。ALU POWERの中で、その打球感はベスト。弾き、スピンに関しては、細いゲージより劣るものの、何より安定感が際立っていた。だが、もうちょっと弾き、スピンが欲しいという要望に対して、処方されたのが「ALU POWER 128 RG」。これまた驚いた。わずか0.02mmの違いが、安定感をキープしたまま、弾き・スピンがよくなるのだ。これでも十分と思っていたが、あわよくば安定感を維持したまま、もっと弾き・スピンを良くしたいとリクエストをして提示いただいたのが、今回の2モデルだ。
「ALU POWER 125 ROUGH」は単張りで試したことがあるが、確かなスピン性能が魅力的だった。さて、縦「ALU POWER 130」とのハイブリッド張りでどうなるか? 確実にスピン量はアップしていることはすぐにわかる。「ALU POWER 130」「ALU POWER 128RG」単張りと比べると、もちろん弾きも良い。基本的に、ハイブリッド張りは、縦に張ったストリングの性質がはっきり出るもの。というわけで「ALU POWER 125 ROUGH」の色はそれほど出ないかと思ったが、打っているとわかる。しっかり出ているのだ。ただ、「ALU POWER 130」との組み合わせの場合、「ALU POWER 125 ROUGH」のカラーがちょっとできすぎるように思う。スピンがもっと欲しい、という場合ならこれはあり。だが、縦に「ALU POWER 130」を張っているので、第一には弾きのプラスが欲しい。そして、できれば「ALU POWER 130」が演出する魅惑の打球感は維持したい。ということで、端的に言えばまずまずというのがこのセッティングに対する感想だった。





「コレだ !!!!」と声が出る
良いところ取りで
非の打ちどころなし!



「コレだ!!」
正直なところ、一打目。ストロークを打ったところで思った。
個人的に柔らかい打球感は大好き。そしてその安定感(特に、打球の高低が狙い通りに打ちやすい=コート深くを狙える)もあって、太いゲージが良いと思ったのだが、横糸に「ALU POWER 120」を張ったら…なんということでしょう!!! 柔らかな打球感、安定感はそのままに、ボールがギュン!と伸びてくれるのだ。弾きというよりも玉乗りがいい。初速と終速にあまり差がないようなイメージで飛んでいってくれるのだ。
スピンに関しても、かけにくいという感じはなし。ボールをぶっ叩いても、細いゲージのように暴発するようなことがないので、自分的に悦なボールが打つことができる。サーブに関しても、フラット系、スピン系ともに弾きの良さを感じることができる。球乗りがいいのでボレーに関しても、安定感を感じられる。なるほどなるほど、コレは非の打ちどころなし! 横糸の特徴がこんなに出るとは正直思わなかった。お勧めできるのは、やはり40代以降の方。現代スイングを試みたとしても、結局は押すスイングが抜けきらない。そんな方は、ぜひ「ALU POWER 130」×「ALU POWER 120」を試してほしい。きっと気にいるはずだ。
というわけで! #アルパワー史上最強説 編集部(広)のベスト・オブ・ベストセッティングは、このセッティングに決定!!






ベストはこのセッティング!!
打球感、弾き、スピン、
これなら打っていける!


第一印象は、ストレスなくボールを打ち込めるということだった!
というのも、アルパワー1.15mmの単張りを打った時には、パワーや弾きがありすぎてしまい、ボールコントロールが難しくなっていた。また、前回の1.15mm×1.30mmでは、「もう少しスピン性能を…」という感覚だった。
それが、クロス(横糸)に1.25mmのラフを使うことで、1.15mmの適度な弾きとパワーを感じつつ、スピンで弾道を安定させることができた!
特に1.25mmのラフは過剰にスピンがかかるというわけではなく、プラスαの回転を与えつつ、打感も柔らかく感じた。1.30mmのラフと打ち比べても、ストリングにボールが乗りすぎることもなく、インパクトの重さがなかった。
ボレーでもその感覚は変わらず、しっかり打っていける。ボールスピードを上げるとともに、コントロールもしやすい。言うことなし!

1.15mmでは、自分のイメージと実際のボールのズレがあり、狙うことが不安だったが、これならボールスピードを上げながら、コースを狙っていける。






130ラフの利点が足された!
スピンもアップして
かなり打ちやすい


前回試打した「115×130」のクロスを1.30mmラフに変更したセッティングを試打。
相変わらず、クロスの1.30mmの太いストリングのおかげで打感は柔く、かなりボールを持ってくれる。少し態勢が崩れた時や軽く振っている時には、インパクトでズシっと感じてしまうが、ボールを飛ばすこともしっかり振れれば苦に感じない。しっかり体重が乗せてスイングできた時には、スピンが効いたボールになるし、前に比べて弾道の安定性やスピン性能は少し上がっているかなという印象だった。一方、ラフだからといってそこまで飛躍的にスピン量がアップするわけではないようにも感じた。
ボレーもボールコントロールはしやすい。だが、ボールの鋭さや回転のかけやすさは「115×125ラフ」のほうが一枚上手かもしれない。

2種類のストリングのメリットである115の飛びと弾きの良さや130ラフの柔らかい打球感、スピン性能、安定性が出たかなと思う。



結論
編集部(広)
合計6本の各種アルパワーを打ち
導き出したマイベスト・セッティングは…

元々、「ALU POWER 125」をずっと張っているので、今回のテストについては、そんなに変わるかなぁ?と半信半疑だったのだが…、終わってみていやはやビックリ! ストリングの種類、ゲージ、わずかな違いが打球時にしっかりとわかる違いになるのだ。
第1回は「ALU POWER 115」、「ALU POWER 125」、「ALU POWER 130」を1本張りで試打。頭の中では“細いほうがいいんだろうなぁ”と予想していたのだが、ストレートにそうとも違った。パワーやスピン性能に関しては、間違いなく「ALU POWER 115」が素晴らしかった。ただし! 打ち方の問題なのだろう。ボールの出方が不安定なのと、ALU POWER
にしては硬さが目立ってしまった。いつも打っている「ALU POWER 125」は、もちろんいいのだが、驚いたのは「ALU POWER 130」である。パワーがなければ使えないイメージがあるが、それほどでもなかった。そして、「ALU POWER 125」に輪をかけてマイルドになる打球感、それと打球の高さの安定感は、思わず『今度からコレ張ります!』と宣言したくなるものだった。

一方で、もう少し飛びとスピンが欲しい…と言うわがままに対して、ウイルソンが処方してくれたのが「ALU POWER 128 RG」。イヤイヤ0.02mmの違いでしょ? と疑ったのだが、コレがまたビックリ。「ALU POWER 130」のような柔らかさをキープしながらも、しっかりと弾き、スピン性能も良くなっていたのだ。とにかく気持ちよくできるので、0.02mmの違いなんて!とバカにはできない。できないだろうなぁ、みたいな要望にしっかり応えてくれたウイルソンに、「もう少し、弾きとスピン性能を加えられませんかねぇ? 打球感は維持したいのですが」と相談したところ、今回出てきたのが、メイン「ALU POWER 130」にクロス「ALU POWER 125 ROUGH」と「ALU POWER 120」の組み合わせである。

基本的に、縦のストリングの特徴が強く出る。横を変えることでどうなるのかだが、思っている以上に効果的であることがわかった。スピンということでは、やはり「ALU POWER 125 ROUGH」の方が良かったのだが、打球感が少し硬くなったこと。その点「ALU POWER 120」を組み合わせた方は、見事なもの。パワーは確実にすごいし、打球感のマイルドさも快感ものだった。

さて、3回続けてきて、ベスト・オブ・ベストは?というと、最後に打った「ALU POWER 130」×「ALU POWER 120」である。逆にコレを気に入らない人はいるのかな?と思ってしまうほどいい。特に40代以降の方は、この組み合わせを気に入ってくれると思う。コレを読んでいるアナタもぜひ試してみてください!




編集部(川)
“ポリ×ポリのゲージ違い”で
自分のプレーに合わせたセッティングができる!

適度な弾き感とパワーのバランスが優れていた「ALU POWER 125」が自分のベストバイ!としたのが第一弾での試打だった。久しぶりにしっかり「ALU POWER」を打ったので、正直、こんなに良いとはという感想だった。
しかーし!!!! できたら、ポリ×ポリのハイブリッドで「もう少し柔らかい打球感」と「パワー性能」が欲しいというわがままが出てきた。

その要望に対してウイルソンが提示してくれた第二弾!
「ALU POWER 115」と「ALU POWER 130」の縦横の組み合わせ。「なるほど、そう来たか!」と、あえて自分の好みであった「ALU POWER 125」を使用しないセッティングだった。
2種類のセッティングを試打してわかったことは、メイン(縦糸)のストリングの特徴に加えて、クロス(横糸)のメリットも生かすことができるということ。基本的にはメインのストリングが強く感じることはわかっていたが、クロスを変える利点もしっかり感じることができるのだな、と試打と関係ないところでも感心。さて、肝心な第2弾での結論ですが、パワー性能をアップさせながら安定した弾道で打つことができた「ALU POWER 115」×「ALU POWER 130」が素晴らしい! とチョイスさせてもらった。

とはいえ、終わってみるともっと!もっと!というニーズも生まれてきてしまう。「パワーを維持しながら、もうちょっとスピンをかけたいんですけどねぇ…」と(広)に対して語るなど、欲が出てきた…。素直にウイルソンに対して、その旨を伝えると帰ってきたアンサーが、今回試打させてもらった、メイン「ALU POWER 115」に対し、クロス「ALU POWER 125 ROUGH」と「ALU POWER 130 ROUGH」の組み合わせだった。

さて、3回じっくり打たせてもらって、私の結論を発表すると…。
「ALU POWER 115」と「ALU POWER 125 ROUGH」の組み合わせが、これまで試打した中で最高に良かった! もうベリーベリーべスト!
というのも、メイン「ALU POWER 115」で飛びの良さを加えながら、最初から好みであった1.25mmのゲージで表面に凹凸がついた「ALU POWER 125 ROUGH」でスピン性能をアップさせることができたから。
適度な弾き感の中に柔らかさとスピン性能を兼ね備えたこのセッティングは、単張りではまず味わうことができないだろう。“ポリ×ポリのゲージ違い”ならアナタにピッタリのストリングが見つかるはずだ。




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