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2024.11.25

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世界1位シナー擁するイタリアがデビスカップ連覇!「100%の力を出し切った」[デビスカップ]

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Getty Images for ITF

ベレッティーニ&シナーが連勝でイタリアが大会連覇


男子国別対抗戦「デビスカップ ファイナルズ ファイナル8」(スペイン・マラガ)の決勝が現地11月24日に行われ、第1シードのイタリアがオランダを2勝0敗で下して、大会連覇を成し遂げた。

【動画】優勝を決めたシナー&ベレッティーニの決勝マッチハイライト

前年優勝国のイタリアは、世界ランク1位のヤニック・シナーやロレンツォ・ムゼッティ(同17位)、マッテオ・ベレッティーニ(同35位)、ダブルススペシャリストのアンドレア・ババソーリ(ダブルス同9位)、シモーネ・ボレッリ(ダブルス同11位)という布陣。準々決勝でアルゼンチンを2勝1敗で下すと、準決勝では昨年の決勝で下したオーストラリアと対戦。シングルスで2連勝を飾り、昨年に続いて決勝に進出していた。

対するオランダは、準々決勝で世界ランク3位のカルロス・アルカラスを要するスペインを2勝1敗で下すと、準決勝ではドイツを2勝0敗で下して初の決勝に進出した。

この日は、第1試合でベレッティーニがボティック・ファン・デ・ザンツフープ(オランダ/同80位)にブレークポイントを1度も握らせず、6-4,6-2の完勝。イタリアが優勝に王手をかけると、第2試合では今季8度のタイトルを獲得している世界ランク1位のシナーが、タロン・フリークスポール(オランダ/同40位)を7-6(2),6-2で撃破。イタリアが、2012と13年大会を制したチェコ以来の連覇を成し遂げた。

昨年大会に続いて無敗で優勝に貢献したシナーは、「去年とは違った気持ちだった。前年覇者として戻ってきて、再び優勝したことは僕たち全員にとって最高の気分だ。もちろん、マッテオ(ベレッティーニ)が選手として、チームメイトとしてここにいることは少し違う意味がある。チームとしては100%の力を出し切った。このトロフィーを掲げることができてとてもうれしいし、自信を深めてプレシーズンを迎えられることもうれしい」と連覇を喜ぶ。

昨年は怪我のため出場はなく、コートの傍らから声援を送りながらも「チームの一員になりたかった」と悔しさがあったというベレッティーニ。だが、「あの試合から多くのエネルギーをもらって、改めて自分がどれほどデビスカップを大切に思っているかを実感した」とも語り、今年は選手として闘志をむき出しに戦い、チームに勢いをもたらした。

なお、イタリアは女子国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ」も制しており、男女とも国別対抗戦のトロフィーを掲げた。

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