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2025.03.06

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綿貫陽介、予選から快進撃を続けて世界82位ブブリクを撃破。5か月ぶりのツアー白星[BNPパリバ・オープン]

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Photo by Getty Images

綿貫陽介が世界82位ブブリクを破って今季ツアー初白星


現地3月5日、「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ATPマスターズ1000)シングルス1回戦が行われ、綿貫陽介(SBCメディカルグループ/世界ランク349位)がアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン/同82位)を6-3,3-6,6-3で下し、5か月ぶりにツアー白星を挙げた。

【動画】綿貫陽介が5か月ぶりのツアー白星!世界82位ブブリクを破る マッチハイライト

26歳の綿貫は、昨年1月に膝を負傷し2月にツアーから離脱。9月に復帰を果たした。今季はチャレンジャー大会でベスト8に入ったものの、その後の全豪オープンやツアー大会では予選敗退が続いていた。

今大会はプロテクトランキング(負傷により6ヵ月以上出場しない選手に与えられる救済措置)を利用して予選から出場。予選第1シードのマッティア・ベルッチ(イタリア/同70位)を6-1,6-2で破ると、予選決勝ではルディ・クアン(アメリカ/同731位)を6-3,6-2で破り、今大会本戦に初出場を果たしている。

初戦の相手は元世界17位のブブリク。第1セット、第3ゲームでブブリクの2本のダブルフォールトで綿貫にチャンスが訪れると、好リターンを放ってブレークに成功。その後も精度の高いサーブ、ストロークを放って6-3でセットを奪う。

続く第2セットでも綿貫は高いクオリティのテニスを展開。サーブ、ストロークとブブリクを苦しめるが、第2ゲームで奪われたリードを挽回することができずに3-6でセットを取り返された。

セットを失ったとはいえ、高いレベルを維持している綿貫は、最終セットでサービスゲームをキープしリズムを作りながらチャンスを待つ。第8ゲームでは相手の早いミスでブレークポイントを手にすると、ブブリクがこの日8本目のダブルフォールト。綿貫がブレークし大きなリードを奪うと、これを手放すことなく、3回戦に進んだ昨年10月のATPマスターズ1000上海以来のツアー白星を挙げた。

攻撃的なテニスだけでなく、アンダーサーブなどトリッキーな姿も見せる強敵となったが、落ち着いて対処した綿貫。試合中にはプレーを楽しむかのように白い歯がこぼれた。

2回戦では第19シードのトマーシュ・マハツ(チェコ/同20位)と対戦する。

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