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2020.08.03

選手情報

ズベレフがUSオープン出場に不安視「欧州での再開を望む」

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世界ランキング7位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が、8月31日から開幕するUSオープンの出場についてコメント。現在のアメリカの状況を考え“出場するかどうか迷っている”とネットメディア『Tennis Majors』が報じている。

「UTS(アルティメット・テニス・ショーダウン)」でフィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ)を下し、第2戦の優勝者となったズベレフ。ツアー再開後、最初のグランドスラムとなるUSオープンへの出場について問われ、「今のアメリカの状況はあまりよくないので、チームでどのような決断するかわからない。たしかに大会は出場したいけど、今のアメリカはおかしいと思う。ヨーロッパで再開されることを望む」とし、まだ出場をためらっているという。

アメリカでは、新型コロナウイルスの感染者が450万人を超え、死者は15万人を超えている。開催地のニューヨーク市では、一日数百人程度まで抑えられているとはいえ、いつ次の波が訪れてもおかしくはない。すでに女子世界1位のアシュリー・バーティ(オーストラリア)や世界40位のニック・キリオス(オーストラリア)は、USオープン欠場を表明している。

ズベレフは、今後数週間の状況を見て、感染者の増加や渡航の問題、安全かどうかを判断し、出場可否を決めるとした。

また、UTS第2戦の優勝を決めた後、ズベレフはダビド・フェレール氏が正式なコーチとして就任することも明らかに。「トライアルの期間は終わった。私たちは一緒にいて、お互いのことをよく理解していて、いまではチームとなっている」と、少なくとも年末までコーチ陣をズベレフの父とフェレールが担うとしている。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma