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2026.10.03

選手情報

「相手が最後の1ポイントを取るまでは終わらない」アルカラスがセットポイントを跳ね返し8強!サンプラス以来の連覇へ邁進[木下グループジャパン]

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アルカラス「コートに立つこと自体がギフト」。負傷離脱を経て噛み締めるプレーの喜び


「木下グループジャパンオープン」(東京・有明コロシアム/ATP500)シングルス2回戦が10月3日に行われ、前年覇者で第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク3位)が、マッテオ・アルナルディ(イタリア/同37位)を7-6(6), 6-1で下した。1時間45分の激戦を制したアルカラスは、同大会で昨年の初出場初優勝から7連勝となり、2年連続のベスト8進出を果たした。

【動画】絶体絶命の2-6から大逆転!アルカラスが見せた驚異の粘りと劇的セット奪取&マッチハイライト

第1セットは激しい攻防となった。アルカラスは序盤の2-0のリードを守れずタイブレークへ突入。2-6と4つのセットポイントを握られる絶対絶命のピンチに陥った。しかし、バックハンドのウィナーやドライブボレーなどで連続して凌ぐと、6-6の同点に追いつく。最後は長いラリーから鮮やかなバックハンドスマッシュを沈めて7-6とし、劇的な形で第1セットを先取した。

勢いに乗った第2セットでは、2度のサービスブレークを奪うなど終始相手を圧倒。ブレークポイントを1度も与えない完璧な内容で試合を支配し、1時間45分で快勝した。これでアルカラスは昨年の大会初出場から続いている連勝記録を「7」に伸ばした。1993年・1994年のピート・サンプラス(アメリカ)以来となる大会連覇に向けて着実に歩みを進めている。

試合後の記者会見で、アルカラスはタイブレークでの崖っぷちからの逆転劇について「相手が最後の1ポイントを取るまではそのセットは終わっていないと考えていた。1ポイントずつ重ね、すべてのセットポイントを凌げるか試してみようと食らいついた」と当時の心境を振り返った。

さらに第2セットで主導権を握った戦術面の変化に言及。「こちらが速いスピードで打ち込むと、相手はベースライン上でより心地よくプレーできていると見受けられた。そこで、あえてショットのスピードを落とし、最初の4〜6球は抑えめのペースでラリーに持ち込んでから圧力をかけていく作戦に切り替えた」と明かし、相手に強引な展開を強いることで判断を惑わせたことが勝因だと分析した。

また、右手首の負傷で戦線離脱していた時期を振り返りつつ、プレーできる喜びについても強調。「コートに立って試合ができること自体が自分にとってはギフト。4か月半ほど試合から離れていた時期にツアーやゲームがいかに恋しかったかを実感した。大会に出てプレーできることを当たり前だと思わず、すべてがテニスを楽しむ原動力を与えてくれている」と熱い想いを口にした。

次の準々決勝では、デニス・シャポバロフ(カナダ/同46位)と対戦する。シャポバロフは2回戦でアレハンドロ・タビロ(チリ/同31位)を7-5, 3-6, 6-4で破り、ツアー通算50度目の準々決勝進出を決めた。


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写真=田沼武男 Photo by Takeo Tanuma