close

2026.10.04

選手情報

アルカラス、苦しみながらも2年連続4強! シャポバロフ棄権で連覇へ前進[木下グループジャパンOP]

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

アルカラス、シャポバロフが右足付け根を痛めて途中棄権し4強入り

「木下グループジャパンオープン」(東京・有明コロシアム/ATP500)シングルス準々決勝が10月4日に行われ、前年覇者で第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク3位)がデニス・シャポバロフ(カナダ/同46位)と対戦。7-6(3), 2-1としたところでシャポバロフが棄権し、アルカラスが2年連続のベスト4進出を決めた。

【動画】これぞ王者の一撃! アルカラスのパッシングショット

右手首の負傷による約4か月半の離脱を経て、全米オープン、レーバー・カップに続く3大会目の実戦となったアルカラス。今大会では復帰直後らしい慎重な立ち上がりを見せながらも、試合を重ねるごとに感覚を取り戻している。

シャポバロフ戦でも、その傾向は変わらなかった。第1セット序盤からブレークポイントを握りながら、あと1本を奪い切れず、なかなかリードを奪えない。第6ゲームでは自身のサービスゲームでラリー戦に持ち込まれるとミスが重なり、先にブレークを許した。

しかし、ここからアルカラスのギアが一段上がる。直後の第7ゲームではキレのあるショットを連発してブレークバック。ところが、今大会のアルカラスは、そこから一気に相手を突き放すところまではいかない。

第8ゲームでは40-0から再びブレークを許したものの、またしてもブレークバック。ドロップショットも効果的に織り交ぜながら自身のサービスゲームをキープすると、第11ゲームでは丁寧にコースを突くショットを重ねて3度目のブレークに成功した。

ついにリードを奪ったアルカラスだったが、サービング・フォー・ザ・セットではセットを締め切れず、試合はタイブレークへ。それでも、拮抗した展開の中で鋭いバックハンドを放ってポイントを重ね、4ポイント連取。7-6(3)で第1セットを先取した。

このセットではサービスが大きな課題となった。ファーストサーブでのポイント獲得率は48%、セカンドサーブでも50%にとどまり、サービスゲームでは苦しい場面が続いた。

それでも、アレックス・ミケルセン(アメリカ)との1回戦、マッテオ・アルナルディ(イタリア)との2回戦でも見せたように、苦しい時間帯を耐えながら試合の中でプレーを修正する力は健在だった。シャポバロフ戦でも、序盤から本来の勢いで押し切るのではなく、ラリーを重ねながら少しずつ自身の感覚を高めていくような戦いぶりとなった。

第2セットに入ると、最初のポイントでシャポバロフが右足付け根を負傷。メディカルタイムアウトを取って治療を受けた後、第3ゲーム終了後に棄権を決断した。アルカラスにとっては、思わぬ形での準決勝進出となった。

復帰後3大会目となる東京で、アルカラスはまだ完全な状態に戻ったわけではないように見える。それでも、試合の中で状況に応じてプレーを変え、苦しい局面を乗り越えながら勝ち上がっている。昨年は初出場で優勝を果たしたジャパンオープン。今年は前年覇者、第1シードとして臨み、これで有明での連勝を伸ばし、2年連続のベスト4入りを決めた。

準決勝では、予選から勝ち上がっているハウメ・ムナル(スペイン/同64位)と対戦する。ムナルは1回戦で第3シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)を6-7(7), 6-4, 6-3、2回戦でジャイム・ファリア(ポルトガル/同61位)を6-1,6-1、準々決勝でキリアン・ジャケ(フランス/同86位)を6-4,6-2で破っている。


無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

写真=田沼武男 Photo by Takeo Tanuma