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2020.03.26

メーカーズボイス

#ALU POWER史上最強説 「ALU POWER ゲージ違い試打実験!!」

ALU POWER 115(新発売)、ALU POWER 120、ALU POWER 125、ALU POWER 125 ICE BLUE(新発売)、ALU POWER 128 ROLAND GARROS(新発売)、ALU POWER 130(新発売)、ALU POWER 130 ICE BLUE(新発売)、ALU POWER ROUGH 125/130(新発売)、ALU POWER SOFT 125、ALU POWER SPIN 127、新発売も加わって、一気にバリエーションが増えた「ALU POWER」シリーズ。
先月号の記事では、そのシリーズの全容をご紹介。また、ウイルソンが行った試打実験結果も紹介している。ウイルソンが推奨するゲージ違いのチャレンジ、数値上の違いは、細いゲージの115が打球速度でもスピンでも基本的にいい数字をマークした。では、我々一般プレーヤーが打ったら、どう感じるものなのか?
今回「ALU POWER 115」「ALU POWER 125」「ALU POWER 130」を張って、試打実験を行ってみた。数値どおり、115がいいんでしょ? なんて思っていたが、実際に打っているとイメージがかなり変わる結果となった!!



【使用ラケット】PRO STAFF 97 CV(平均315g、フレーム厚21.5mフラット、バランスポイント平均31.0cm)を使用。テンションは48ポンドで張っている。

IMPRESSION #Gauge1「ALU POWER 115」



編集部(広)的➡No.3
自分で唸るショットも打てる!
上級者、スイング自慢の方ならさらにショットをよくできそうだ



弾道測定マシーン「トラックマン」の結果を知っていたから、先入観があったかもしれない。しかし、実際、パワーもあるし、スピンもしっかりかかる。打球感はこの中ではソリッドなイメージで、細い分、ポケットができやすいように思う。普段ALU POWER 125を使っているので、なおさらその違いは感じる。しかし、評価としては3番目にしたい。

ところが115でスピンが増し増しだからか、打ちだし角度が安定しないのだ。思ったよりオーバーする、思ったより短くなる、と何度も感じていた。かといって、悪いというわけではないのでご承知おきを。しっかり準備ができて、振れているときは、びっくりするくらい質の良いボールが飛んでくれる【これは(川)のボールにしても同様だった】。特に、相手の強打に対して、ポジションにしっかり入れて振れた時は、自分でも声を出てしまうほどのボールが打てた。

ただ、全体的に考えると、私が使うには技量不足だと思う。パワー、スピンを求める人にとっては、いいゲージだが、そうでないなら、体育会の選手やかなり振れる人が合っているだろう。そうでない人が使いたいというなら、ポンド調整がいいのでは。今のポリのテンションよりも、1~3ポンド高めに設定することで飛びをやや抑え、スピンが効いたショットを打ちやすくできると思う。

各ショットの中で最もよく感じたのはサーブだ。厚く捕えるとなおさら。サーブをより強化したいという人は、こちらも候補に入れるべきだ。



編集部(川)➡的No.3
ボールのバラツキが気になる・・・・・・
はっきりした弾きとスピン性能は上級者向けか



真っ先に感じたのが、“ボールを弾く感覚が強い”ということ。ホールド感は少なく、相手の速いボールにタイミングが合うと、いつも以上のスピードとスピンを両立したショットが打てる。「これが“ルキシロン・ショット”ってやつか」と思わせてくれた!

ただ、正直なところボール・コントロールが難しいとも感じた。ボールを持っている感覚が少ないため、どれぐらいの力で振れば、コート深くに打つことができるのかがわかりにくかった。加えて、スピン量も格段にアップするので、使い始めはそのバランスを見つけるのに一苦労するかもしれない。

スピンが思うようにかけられない人や、パワー面で不安を持っている人が、このゲージのALU POWERを使えば、このストリングの良さを引き出せると思う。



編集部(広)➡No.2
性能的にバランスが取れている 悦に浸れるような打球も可能
アルパワー初心者にはまずコレだ!



いつも使っているゲージなので、特別な驚きもないだろうと思ったが、ゲージを比較して打ってみると、そのバランスの良さ、使いやすさがわかる。

編集部(広)普段38ポンドと柔らかく張っているので、48ポンドはどうなるの? なんて思ったけど、ALU POWERらしい柔らかな打球感は変わらない。ほかのポリならこうはいかないはずだ。

性能的には1.15、1.30の中間というイメージ…と書くと、特徴がなさげに感じてしまうかもしれないが、とても良い意味でバランスが取れている。スピンを生かして弧の高い打球も打てるし、ネットすれすれの強打もお手の物。自分としてのコツは、より厚く捕えること。打っていて楽しくなるボールが飛んでいきます(笑)

サーブに関しても、そのバランスの良さが出ていると思う。スピンがけっこうかかってくれるので、ファーストサーブでしっかり厚く捕えても、サービスラインの手前にしっかり入ってくれる。

ALU POWER初心者は、やはりまずココからスタートしたほうがいい。そして、あなたは心を奪われるはず。これを味わったら、ほかのストリングにはなかなか浮気できなくなる。



編集部(川)➡No.1
1.25㎜を選ぶ理由がわかった
ストレスフリーのストリングがおすすめ



はじめ、最初に打った「1.30とどう違うの?」という感じの打球感だったが、しばらく打ってみると明らかに違うことがわかった!

一番違った点は、打球感だ。
1.30でかなり柔らかく感じたのが、1.25では柔らかすぎず、適度な弾きもあることで圧倒的な打ちやすさを感じさせてくれた。たかが0.05mmと思うかもしれないが、この差はプレーヤーに与える感覚は非常に大きい。加えて、パワーも気にならず、ボールはよく飛んでくれるため、ラリーをしていてストレスがまったくない! その点で1.30よりも使いやすいはず。 スピン性能も1.30よりかかりやすく、「ちょっとアウトかも…」と思った打球もベースライン際に落ちてくれるので、安心してスイングできる。何よりチャンスボールを叩きに行った場面で、1.30mmよりボール自体が鋭く伸びて、その時の食いつきが素晴らしい。

「可もなく不可もなく」で1.25mmを選びがちだが、どの側面を見ても穴がないALU POWERの125こそベストバイのストリングかもしれない。



編集部(広)➡No.1
驚いた!すごい良い!サプライズ!
私、次の張り替えから1.30ゲージを張ることに決めました



こんなに良いとは思わなかった!!!!!
まず1.15にしても1.25にしても軟らかいのだが、1.30の違いはストリング面全体がたわむ感じでより心地よい。太いゲージだから、面圧が低くなるということは、細谷氏(ウイルソンオフィシャルストリンガー。「On Court (Racquet)!」オーナー)にも聞いていたが、打っていて、打球感が非常に素晴らしい。今回の試打では、振動止めはつけなかったのだが、これならいらないのでは? と思ってしまう。とにかく、気に入った!

ストロークを打っていて感じるのは、スピンよりパワーのイメージが強くなること。スピン性能はやや抑えめなPRO STAFFということもあるだろうが、だからといってミスが増えるというイメージでもない。というのも、コントロール性が増すからだ。一番は軌道のコントロール性。イメージした軌道にしやすいのは、打っていてとても楽ちんだ。



デメリットは、本当に態勢がきついときは、スピン系はちょっとつらいということ(個人的には、バックハンドでもっと飛んでほしい)。ただ、柔らかさを生きるため、スライス系は打ちやすいのでコントロールしたいところ (ダブルスでは前衛につかまりやすくなるので、縦のコントロール性の良さを生かしてバック側にスライスロブを上げるなどコースを突きたい)。もしパワーがもっと欲しいなら、テンションを下げるという手もあるだろう。サーブ、ボレーでも、比較をするから、余計にやや飛ばないという印象を持つが、だからミスをするといったものでもない。

決めました! 次から私、1.30にします。 すでに1.25を使っている方には、1.30を強くおススメします。



編集部(川)➡No.2
パワーに不安がなければコレ!
飛びが抑えられて、打球感が柔らかい



何回かバウンドさせてすぐに感じたのは、ズッシリとした重い感覚があるということ。そのため「パワーが必要なストリングなのかな」というのが、第一印象だった。

編集部(川)実際にラリーをしてみると、意外とボールを持ってくれ、柔らかい感覚。ポリストリングなのに、ハードルが低く「使いやすいな」と感じた。ただ、個人的には弾きというか、ソリッド感が欲しい。1.30mmでは、インパクトがぼやけているように感じた。また、最初に書いたように、打球感がズシッとくるので、そこでボールをしっかり押し出せるパワーが必要なように感じた。それができないと、ALU POWERの特徴である高いスピン性能で、ボールが浅くなり勢いがなくなってしまうかも。
個人的にはボレーの打ちやすさがピカイチ。球持ちが良く、ボール・コントロールが他のストリングよりもダントツでしやすい。

1.3mmのストリングを検討してもらいたいのは、「ボールが飛びすぎてしまう人」だ。テンションを維持したまま飛びを抑えられるので、力があり余っている人は、ぜひ一度使ってみては?








ゲージ違いによる差を試打テストし、(広)、(川)、それぞれの好みを探し出した。が!!!!
今回の企画は、そこで終わりではない。ラケットと共に添えられていたメモには『“夢みたいなことでも良いので、アルパワーがもっとこうだったら...”という要望も書いてほしい』とメッセージが。次回、<我々の要望をウイルソンがコーディネイト!!>、果たしてプラスαをかなえられるのか? (広)、(川)に待ち受けている運命は!? 今月に続いて、ぜひお楽しみにお待ちください!!!

編集部(広)の要望
先端部にスイートエリアを広げ
パワー、スピンも微UPできたら最高

1.30mmといえば、めちゃくちゃパワーがある人のためのものだと思っていたが、こんなに打ちやすいとは思わなかった。次の張り替えでは、コレにする!! と決めたが、あえて! 注文をつけるなら…「もう少し先端部にスイートエリアを広げたい(切実)」。それでいて、パワー、スピン性能も底上げできたらグフフフ…、言うことなし!デアール! 果たして、そんなストリングができるのか? 来月のコーディネイトが楽しみである。

編集部(川)の要望
プラスαの優しい打球感
そして1.15のパワーが欲しい

上に書いたとおり、個人的に一番良かったのは「ALU POWER 125」。やはり、良いストリングだな、と思ったが、あえて! 注文をつけるなら、まず打球感で「1.30と1.25の中間ぐらいの柔らかさ」が欲しいということ。さらに「1.15くらいのパワー」も付け加えることができれば、個人的に最強のストリングになるはず。とはいえ、そんなことができるのだろうか…。魔法に期待デス!

★[Wilson Web Magazineバックナンバー(2011年1月号~2020年3月号)]
https://wwm.tennisclassic.jp/archive/backnumber/index.html