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2020.08.12

メーカーズボイス

パワーと質を求める人々の最適解 「BLADE SW104 Autograph CV V7.0」 「BLADE 104 V7.0」

ウイルソンの歴史上
名前を冠した
モデルが
市販されたのは2人だけ


ウイルソンには、2人のリビング・レジェンドがいる。

一人は、ロジャー・フェデラー(スイス)、もう一人はセリーナ・ウイリアムズ(アメリカ)だ。フェデラーがグランドスラム優勝20回なのに対して、ウイリアムズは23回(後1回優勝で最多24勝のマーガレット・コートに並ぶ)。もちろん現役では最多の2人である。同じ1981年生まれ(フェデラーが8月8日生まれで、セリーナが9月26日)。またフェデラーはセリーナのことを「セリーナこそが、史上最高のテニスプレーヤーであると考えている」と語る。一方、セリーナはフェデラーのことを「史上最高のプレーヤー」と語る。40歳手前という2人がいまだトップ10にいることもすごいが、彼らはそれだけでなくこの20年間、ずっとトップにい続けていることはもっと驚くべきことだろう。2人の“GOAT”のプレーを見られる我々は、幸運というべきだ。



さて、フェデラーのラケットは「Pro Staff RF97 Autograph」であることは、Wilson Web Magazine読者の皆さんはご存知だろう。では、セリーナのラケットは何か? きっとこちらも多くの人が知っているはず。「BLADE SW104 Autograph CV V7.0」である。SWは、彼女のイニシャルというわけだ。ちなみにプレーヤーの名前を冠したモデルは、約40年で2度目しかないこと。フェデラーとセリーナである。ウイルソンとしては最大級の敬意を2人のリビング・レジェンドに払っているわけだ。

 
黄金スペックだから良いという
時代は終わりに近づいている?

今回のお話は、その「BLADE SW104 Autograph CV V7.0」、「BLADE 104 V7.0」という2本の104平方インチBLADE V7.0について。




現代テニスは、パワー、スピードというファクターが重要である。だからこそ、各ブランド、各シリーズが、様々な味付けをして数多のラケットをリリースしている。しかし、その根底には“強く打てる”という条件が必ずあるわけだ。日本のテニスを考えると、長らく「黄金スペック」(100平方インチ、300g、バランスポイント32.0cm、フレーム圧23〜26mm[いわゆる中厚]が基準)が人気と言われて久しい。ただ、その人気が揺るぎないというわけでもない。実際、97〜98平方インチのラケットが売れたりするし、ウイルソンで言うならBLADE V7.0(22mm)のような薄ラケが評価されたりもする。


盲目的に選ぶのではなく大事なのは自分に合っているかどうか、それだけ消費者に見る目が付いてきていると言える。


大きなしなり
+大きな縦しなりが

最新BLADEが持つ魅力

さて、今回ご紹介するのは104平方インチ。フェイスサイズが大きくなるとパワーが生まれる反面、コントロールが難しくなるし、打球感がボヤけてしまう。逆に小さくなると打球感はクリアになるし、コントロールも良くなるが、パワーは小さくなる。だから中間くらいを選びがちなわけだが、104平方インチとなるとどうなのか? もちろん、ストリングが長くなる分、ダンピングは大きくなるのでパワー面ではプラスだ。では、コントロールは? 打球感は? そこを考えているのが、「BLADE SW104 Autograph CV V7.0」、「BLADE 104 V7.0」なのだ。


まずV7.0のBLADEについて、もう一度おさらいしていこう。

まず、BLADEには、唯一無二の『X-LOOPテクノロジー』が搭載されている。フープ部分は外側が丸く内側が平ら、逆にシャフト部分は外側が平らで内側が丸くなっている。打球時に生まれるねじれを、うまくエネルギーに変えるというのが、このD型フレームの魅力。他のラケットにはないパワー、柔らかな打球感を生み出してくれる。




もう一つの注目が、特許技術“カーボン・マッピング・テクノロジー”を用いた「FEEL FLEX」である。CLASHでは同じテクノロジーを用いた「FREE FLEX」を採用。「FEEL FLEX」は、CLASHの「FREE FLEX」と比較すると、しなりは抑えめという言い方になるが、それでもウイルソンが特許を持つ大きなしなりのゾーンの範疇(=数値上の特許)にある。つまり、他社製品では感じえないしなりというわけだ。それでいて、ねじれにも強いため、パワー、コントロールもアップする。




■大きな純しなり=打球感の向上


■ねじれに対する強さ=パワー、コントロールの向上



もう一つの要素として加えたのが「縦しなり」である。バイオメカニクス(運動力学)を生かした研究を行い、どのようなフレームがスピンをかけやすいかを導き出した。それが縦しなりというわけだ。つまり、スイングの際、前後方向にも上下方向にもしなりが生じるのがBLADE V7.0最大の魅力というわけだ。

■ねじれに対する強さ=パワー、コントロールの向上