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2019.03.21

メーカーズボイス

ウイルソンの革命『クラッシュ』 にベストマッチのルキシロン、ポリシリーズはコレだ!!

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2月の発売開始と共に、大反響となっている“#ウイルソンの革命”こと革新のニューモデル『CLASH』。
硬いラケットと柔らかいラケット、双方の良さをドッキングさせてしまった『CLASH』の良さは、“しなるのに飛ぶ、飛ぶのにフィーリングがいい”という、人類が初めて味わうものだ(詳細は、先月号のコンテンツで要チェック!)。
奇跡のラケット、『CLASH』に、どんなストリングが適しているのか!? を探し出す企画第2段。今回は、ルキシロンが誇る3大ポリ・ストリング ①「ALU POWER<アルパワー>」 ②「4G<フォージー>」 ③「ELEMENT<エレメント>」との相性を、今月も編集部(広)&(川)の中年&若手コンビが試打!!! 正直な気持ちをお伝えしていこう。



テニスクラシック編集部(広)
クラッシュの良さを消さずに際立てる
これがベストチョイスだ!


“柔らかい! しなる! と思うのに飛ぶ”ところが『CLASH』のすごいところ。それに対して、パワー抜群のアルパワーを張ったらどうなるのか?
打ってみて感想は、率直に言ってすごーくイイ!! サーブ、ストローク、ボレー、どのプレーでも、『4G』『ELEMENT』より、しっかり飛んでくれる(飛びすぎではない)し、気持ちよく打つことができる。コントロール性能、スピン性能も、元のラケットの良さを消すことはない。
元々『CLASH』は、パワーがあるのが特徴。それが、『ALU POWER』のパワーとうまくミックスされている。『ALU POWER』独得のモチっとした打球感も損なわれることなし。かといって、『ELEMENT』ほど、柔らかくはない。ラケットの性能とうまくマッチングしている。今回の中では、これこそ№1のマッチングだと思う。

テニスクラシック編集部(川)
攻撃的に快適に打てる
総合的に相性は◎!!


正直、個人的に『ALU POWER』は、ちょっと硬めな印象があったのだが、今回『CLASH』に張ったものを打ったことで、印象がガラリと変わった。言ってみれば、マイナスを付けるところがない。ボールをツブして打てるので、攻撃的にドンドン打っていくことが可能。
ずっと気持ちよく打つことができた。弾きに関しては、適度というイメージ。弾きすぎないので、コントロール性もいい。スイングしてもいいボールが打てるが、面を合わせるだけでも飛ばしてくれるので、ダブルス・プレーヤーも『ALU POWER』がオススメ。相性◎です!


IMPRESSION 05 :: CLASH ×「4G」


抜群のテンション維持性能で、パワーと初期の打球感を長時間維持する次世代ポリ・ストリング

テニスクラシック編集部(広)
パリッと乾いた打球感が特徴
弾き、コントロール性も好感触


3種類の中では、“パリッ”という最も乾いた打球感が印象的(最も柔らかく、ウェットな打球感のELEMENTと対極)。・・・というと、苦手な打球感と感じる人がいるかもしれないが、柔らかさが特徴の『CRASH』なので、そこは気持ちいいと感じる打球感の中に納まっている。
弾き、パワーとしては申し分なし。ボールを捕らえた際、ある程度、早い段階でボールをはじき出す。その分、コントロール性は高い。スイニグが速く、ボールをツブせるという人なら、4Gの性能はさらに引き出せると思う。 『CLASH』との相性は、決して悪くはない。むしろいいと思う。細かく表現すると、スイートエリア周辺部での飛びに関しては、『ALU POWER』に分があると感じる。3種類の中では、個人的には2番目。人によっては、これがベストというセッティングになると思う。

テニスクラシック編集部(川)!
アルパワーとエレメントの中間
フィーリングではこれが最良


とにかく弾きがいいと感じる。競技志向の方で、『CLASH』でボールを弾きたいなら、断然『4G』をチョイスすべきだろう。
まずボールを捕らえた際、『ALU POWER』『ELEMENT』よりも、フィーリングを感じ取ることができる。だからこそ、タッチ系のショットも打ちやすいし、弾きがいいので、ボールをツブしてのショットも打ちやすい。言ってみれば、柔らかさが特徴の『ELEMENT』、パワーが特徴の『ALU POWER』を足して2で割ったイメージ。個人的にも4Gは、好みのストリングだ。これは良い悪いではないが、『CLASH』に張ることで、特徴である食い付き感は相殺されてしまっているように感じた。
そこは、個人の感覚なので好きか嫌いか。ポリというとテンション維持も考えなければいけないので、加えてパフォーマンスも欲しい、ということを考えれば『4G』は良い選択だと思う。


IMPRESSION 06 :: CLASH ×「ELEMENT」


タッチショットの際は、ルキシロン一の柔らかさ、ホールド感を発揮するモデル。ルキシロン唯一のモノマルチストリング。錦織圭選手がクロスストリングに使用している。

テニスクラシック編集部(広)
柔らかい×柔らかい=マイルド
ヒジや腕に不安がある人もオススメ


『ELEMET』は、好みのポリ。その柔らかいフィーリングは、他のストリングではなかなかないものだ。その柔らかいポリを、柔らかい(のに飛ぶ)『CLASH』と掛け合わせたら、どんなパフォーマンスとなるのか?
ソフトフィーリング×ソフトフィーリング、その打ち味は当然マイルドになる。パワーもまずまず。柔らかさを求めるなら、このセッティングは検討すべきだ。
一方で、その柔らかさが相殺してしまうのか、『ELEMENT』の売りの一つである飛びは軽減されたように感じる。それでもポリらしいパワーは健在。ヒジや腕などに不安があるがポリを使いたいという人は、『CLASH』×『ELEMENT』の組み合わせを試してみてほしい。

テニスクラシック編集部(川)!
エレメントの柔らかさは健在
柔らかい打球感が欲しい方はコレ!


『ELEMENT』は、ソフトフィーリングとパワーのバランスが秀逸なポリ・ストリング(ポリとは思えない打球感はお気に入り)。『CLASH』で打ってみて、まず特徴であるタッチ感覚は、やはり素晴らしいままということ。打球感も、当然、柔らかく心地よい感覚が手、腕に伝わってくる。球持ちがいいので、コントロール性がいいし、特にボレーが打ちやすい。
一方で『CLASH』に張ることで『ELEMENT』特有のフィーリングが、打ち消されてしまっている部分があるように感じる。ソフトフィーリングであることはまちがいないので、そこにこだわりたい人は、もちろんアリのセッティングだ。ただ、個人的には『ELEMENT』を張るんだったら、『ALU POWER』か『4G』のほうがいいのではないかと考える。


RESULT :: CLASH ×「LUXILONポリシリーズ」

テニスクラシック編集部(広)
お気に入りNo.1アルパワー


『CLASH』の性能を引き出すためにもベストマッチは「NXT CONTROL」。(川)と意見が分かれたが、恐らくは個人のスピン量に違いがあるはず。ウエスタン・グリップの(川)はスピン量多め、セミウエスタン・グリップの私は、スピンと飛びの良いバランスを求めたいタイプ。自然と好みは分かれるだろう。


テニスクラシック編集部(川)!
アルパワーは非の打ちどころなし


『4G』は元々好きなストリングだし、しっかり捕まえて弾く感じは、やはりいい。なので、こちらもいい選択だと思うが、『CLASH』×『ALU POWER』は非の打ちどころがない。サーブ、ストローク、ボレー、すべて気持ちよく打てるし、パワー、フィーリング、コントロール性で文句なし!
(広)と被ってなんですが、ALU POWERが一番気に入りました。


LUXILONポリシリーズ


ALU POWER 
単張 2,900円(税抜き)
リール オープンプライス
素材: ポリ・エーテル・エーテル+アルミ・ファイバー/タイプ: モノ・フィラメント/ゲージ: 1.38mm、1.25mm/長さ: 単張 12.2m、REEL 220m
カラー: シルバー MADE IN BELGIUM


4G
単張 2,900円(税抜き)
リール オープンプライス
素材:ポリ・エーテル・エーテル/タイプ:モノ・フィラメント/ゲージ: 1.25mm、1.30mm/長さ:単張 12.2m、REEL 220m/カラー:ゴールド
MADE IN BELGIUM


LUXILON ELEMENT
単張 2,900円(税抜き)
リール オープンプライス
素材:ポリ・エーテル・エーテル+ポリ・エーテル・ケトン/タイプ:モノ・マルチ・フィラメント/ゲージ: 1.25mm、1.30mm/長さ:単張 12.2m、REEL 220m/カラー:ブロンズ MADE IN BELGIUM


★[Wilson Web Magazineバックナンバー(2011年1月号~2020年3月号)]


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