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2020.09.26

選手情報

ベルダスコが全仏オープンに怒り爆発! コロナ陽性で失格

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9月25日、元世界ランキング7位のフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)が、新型コロナウイルスの検査で陽性反応の結果が出たため、全仏オープンを欠場すると発表した。
それと同時に、検査結果が不正確である可能性も示し、「1度しか検査を受けさせてもらえなった」と、大会に対して怒りを爆発させている。

「今年はローラン・ギャロスに参加できず、残念でフラストレーションを感じている」と、ストレートな言葉で始めたベルダスコは、8月に陽性反応が出たのち、隔離期間を経てイタリア・ローマやドイツ・ハンブルクで大会に出場。どちらの大会でも複数回、検査を受けたがすべて陰性だったという。
だが、9月22日に家族とチームとともにパリに到着後、PCR検査を受けたところ、ベルダスコだけが陽性反応を示した。

ベルダスコは、他の選手で同様のことが起きていることもあり、自らの経緯を大会側に説明。もう一度検査してほしいとしたが、「大会やドロー抽選会の前にテストを行うだけの十分な時間があったのに、ローラン・ギャロスはそれを拒否した」と、大会から退くことになったという。

その後、自主的にPCR検査と血液を採取して検査する血清検査を実施したベルダスコ。ともに陰性だったと綴っている。

9月20日には、ダミール・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴヴィナ)のコーチであるペタル・ポポビッチ氏が陽性反応を示しており、濃厚接触者としてジュムホールは大会を棄権。だが、ポポビッチ氏はすでに一度感染しており「抗体を持っている」と主張した。だが、2度目の検査を受け入れず、現在全仏オープンに対して法的措置を検討している。

ベルダスコは、「これはどの選手やチームにも起こりうることであり、僕の意見では不公正な失格を避け、選手に安全を与えるために、少なくとも新しいテストを行う機会を与えられるべきだ。もし、再テストを受けるのに十分な時間があるのなら、僕たちのリクエストを拒否すべきではない」と大会に対しての不満をあらわにしている。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma