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2020.09.30

大会情報

チチパスが2セットダウンの土俵際から大逆転勝利で2回戦進出! <全仏オープン3日目>

全仏オープン3日目が9月29日行われ、男子シングルスで第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が、クレー巧者のジャウメ・ムナール(スペイン)に4-6、2-6、6-1、6-4、6-4の大逆転勝利を収め、2回戦進出を決めた。

試合開始直後、チチパスは第2ゲームでブレークし順調な滑り出しを見せたかと思いきや、ムナールの粘りにフォアハンドのミスが増え、なかなかポイントが奪えない。第1セット、第2セットを落とし、あとがない状況になったが、第3セット以降は前半でミスが目立ったフォアハンドで試合を組み立て、勝利に結びつけた。

試合後、「第3セットに0-2にもかかわらず自分のペースでプレーできていると感じたんだ。切り替えができて勝つチャンスがあると感じたよ」と第3セットから自らのリズムを見つけたことが勝利の要因だと語ったチチパス。

2日前まで、ドイツ・ハンブルクで行われた「ハンブルク・ヨーロピアン・オープン」(決勝で敗戦)でプレー。その後、フランス・パリへ移動しており、疲れも残っていることだろう。

チチパス自身は「(ツアーとは)そういうものだよ。それを避けることはできない」としながらも、「ただハンブルクからここの状況に移行するのは難しかった。ボールやサーフェスも違う。雨が多く、適応するのに時間がかかってしまった」と、調整する時間も少なく、うまくプレーするのができなかったという。それでも、「第3セットに入って、自分が適応したと思う。物事が自分の思い通りになったようで、試合するにつれて快適になっていった」と、劣勢の中で徐々に環境になれることができたとした。

また、「BNLイタリア国際」に帯同しなかった父でありコーチのアポストロスさんだが、今大会ではコートサイドで息子を見守った。「父がいないのは辛かったし苦労した。父がいないというのは僕が世界を回り始めた12、3歳以来のことだと思う。父以外のチーム全員はいたけど、何か物足りなさを感じていたよ。父が僕の右腕であり、翼のような存在であるという事実が僕のあらゆることを助けてくれ、コート外でも重要だと感じさせてくれて感謝している」と欠かせない存在であるとコメント。
チチパスを支えてきた父に向け、勝利を積み重ねることができるか。今後の戦いに注目したい。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma