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2018.03.23

メーカーズボイス

「BURN 100S CV」×ストリング・セッティングで自分仕様にカスタマイズ!引き出される能力とは!?

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以前のインタビューで、フェデラー選手は、夢のラケットというお題に「常にスーパーショットが打てるラケット」と答えた。錦織選手は同じ質問に「めちゃくちゃ速いサーブが打てるラケット(笑)」と回答した。現時点で彼らの夢を実現することは簡単ではない。
 ただ、5年、10年、20年という期間で考えれば、現在のラケットは当時のラケットに比べれば“夢のラケット”と言ってもいいほどの進歩を遂げている。特にパワー面の進歩が顕著だが、飛べばいいというものでもない。大切なのがコートに収めるための「スピン性能」。ウイルソンには、Sラケ※と呼ばれる、インパクトさえすれば自動的にスピンがかかる特許をも取得したテクノロジーがある。それは、スピン発生の原理「スナップバック(ボールを捕らえる際、ストリングがずれて戻る動きのこと。これにより回転はかかる)」を最も効果的に発生させるラケットメーカー唯一の技術である。



そして、ウイルソンにはスピンを発生させたショットを連発するために作られた、通称“スピン・モンスター”と言えるラケットがラインナップされている。それが「BURN 100S CV」だ。フェイス・デザインは正面から見て横に広く、円形に近い。しなり、バランスなど、パワーはもちろん、どんな人でも、ラケットを振ればスピン量が増加するモデルだ。

 ※スピン・エフェクト・テクノロジー搭載ラケットのこと。スナップバックに着目し、横糸の本数を縦糸より少なくし、効率よくスピンを発生させるメカニズム。ウイルソンが特許を持っているテクノロジー。BURN 100S CVでは、ストリングのズレ幅が3.3倍増となり、ストリングスが戻る速度も69%UP。結果、回転量が10%UPしている。


その「BURN 100S CV」の性能をもっと高める方法がある。それがストリングの『セッティング』だ。どんなプレイヤーにどんなセッティングが最適か、打球に優れた効果を発揮させるストリングの組み合わせを見つけるため、今回、①縦ナイロン×横ナイロン ②縦ナイロン×横ポリ ③縦ポリ×横ナイロン ④縦ポリ×横ポリ(すべて『DUOコントロール』の4G ROUGHとNXT CONTROLを使用)と4種類の「BURN 100S CV」を用意し、編集部(広)&(川)含む20代から40代まで技量の異なる7名のテスターが参加し、レーダー弾道測定器“トラックマン”による大試打実験を行った。



今回は、打球のさまざまな数値を計測可能なトラックマンで、①スピン量 ②ボール速度の2つに焦点を当てて計測を行った。その結果が下記の表である。結論は6名のテスターは縦ナイロン×横ポリというセッティングで最もスピン量が増加。1名はポリ×ポリで1番のスピン量を計測した。

 これで「ナイロン×ポリがいいんだな」と思うのは少し早計だろう。というのも、数値は、スイング速度、打球角度やパワーなど、いわゆるプレイヤーのタイプによって、選ぶべきパターンが変わるからだ。その証拠に、ナイロン×ポリのスピン数値が良かった6名も、2番目、3番目...のセッティングが同じではない。大事なのは、ストリングのセッティングを変えることで、数値は変化=打球が変化するということ。ストリングのセッティングをアジャストすることで
●【さらなる回転の向上】
●【(これ以上の回転は必要ではなく)スピードの向上】
●【回転とスピードをバランスよく向上】  
以上3つの狙いを実現することができるわけだ。



「BURN 100S CV」ならスピンがかかることはまちがいない。7名の計測結果を参考に、“スピン・モンスター”に、自分が欲しいニーズをプラスαすることで自分仕様の「BURN 100S CV」に仕立て上げる――さらなる進化を目指して“ストリング・セッティング”を試してみてほしい。




●きれいなスイングが特徴の女子大学生。回転数ではナイロン×ポリ、ボール速度ではポリ×ポリ、バランスではポリ×ナイロンという結果に。女性プレーヤーでも、ストリングを変えることで、スピン量、スピードをアップすることができる。

今回はスピン・エフェクト・テクノロジーを採用した通称“スピン・モンスター”こと”BURN 100S CV”と、新しく発売されるDUOコントロール(4G ROUGHとNXT CONTROL)のセッティングでカスタマイズを試みた結果、同じラケットでも、目指すプレーを想定してストリングのセッティングを施せば、非常に大きな差が生まれることを明らかにできた。ぜひ、自身の目指すテニスにあったセッティングを探してほしい。(ウイルソンではセッティングをカスタマイズし易い3種のDUO Seriesを発売予定だ。)

今回の実験で使用したラケット : BURN 100TOUR CV / DUO CONTROL


BURN 100S CV
¥34,000(税抜き)
フェイス面積: 100sq.inch
レングス: 27.0inch
Av.ウェイト: 300g
Av.バランス: 32.0cm
フレーム厚: 23.0-25.0-23.0mm
グリップ・サイズ: G2,G3
ストリング・パターン: 18x16
適正テンション: 50-60p
発売中



DUO CONTROL
単張 3,000円(税抜き) 
素材:ポリ・エーテル・エーテル+アルミ・ファイバー/ マルチフィラメント・ストリング 
ゲージ:4G ROUGH 1.25mm / NXT CONTROL 16 
長さ:4G ROUGH 6.1.m / NXT CONTROL 6.1m 
カラー:ゴールド / ナチュラル 
MADE IN FRANCE 
4月発売予定


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