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2020.10.08

大会情報

ジョコビッチが全仏10度目の4強! 首・肩に不安も「徐々に回復した」 <全仏オープン11日目>

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本調子ではなかったジョコビッチ
「首や肩に問題があった…」

全仏オープンテニス大会11日目、男子シングルス準々決勝が行われ、世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、第17シードのパブロ・カレーニョ・ブスタ(スペイン)を4-6、6-2、6-3、6-4で勝利した。

【関連記事】ジョコビッチとカレーニョ・ブスタが準々決勝進出! USオープンの因縁の対戦! <全仏オープン9日目>

第1セットでは、チェンジコートやポイント間に度々左腕をマッサージしていたジョコビッチ。集中力を欠いた様子で16本のアンフォーストエラーを犯し、カレーニョ・ブスタに2度のブレークを許して今大会初めてセットを奪われた。“精密機械”の異名を持つジョコビッチらしからぬプレーだったが、それ以上にカレーニョ・ブスタのボールも深く、丁寧にプレーできていた。
しかし、セット間に治療を受けたジョコビッチは、落ち着きを取り戻し、その後は盤石なプレーで3セットを連取。10度目の全仏オープン4強の座を手に入れた。



2016年以来となる優勝が視野に入ってきたジョコビッチだが、「コートに入ってきた時、気分が良くなかった」と語り、体に問題を抱えていたことを明かした。
「ウォームアップでいくつかのことが起きたんだ。フィジカル的な問題を持ったままコートに入ってしまった。足、動き、ゲームそのものにもね。しかし1セット半ぐらいプレーして、本当に快適になり、自分のプレーができるようになった」と、体の違和感も次第に回復したと語った。具体的な箇所については、「首や肩に問題があった。だが、まだ大会を戦っているからあまり明かしたくない。体調は大丈夫だ。試合が進行すると体が温まり、痛みも徐々に消えた。おかげでいいプレーができた」と、自身のコンディションに影響はないと強調した。



今回の対戦は、USオープンでジョコビッチが失格になったときと同じ対戦カード。ジョコビッチにとって思い出したくもないことかもしれないが、それがプレーに影響するのではないかという声も聞かれた。だが、ジョコビッチは「何度も言ってきたが、僕はそれを乗り越えた。何も考えていないし、全然気にしていない。0%だ」と、過去のことはすでに払しょくできているとした。

次戦は、準々決勝でアンドレイ・ルブレフ(ロシア)をストレートで下した、ステファノス・チチパス(ギリシャ)。ジョコビッチは、「サーブとフォアハンド、バックハンドのすべてが武器で、スピンも強烈だ。ネットプレーもするし、攻撃的にプレーをする。素晴らしいチームも持っていて、(コーチの)パトリック・ムラトグルー氏は信じられないほどプロフェッショナルだ。タフな試合になるだろう」と警戒を強めた。

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