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2020.10.09

大会情報

ノーシードからの快進撃! シフィオンテクがポーランド人として初の全仏決勝へ<全仏オープン12日目>

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第1シードを破った19歳の新星の活躍が止まらない!

世界ランキング54位のイガ・シフィオンテク(ポーランド)が、予選から勝ち上がったナディア・ポドロスカ(アルゼンチン)を6-2、6-1で下し、オープン化以降ポーランド人として初めて全仏オープン決勝の舞台へ進んだ。



シフィオンテクは、1回戦で昨年同大会の準優勝者のマルケタ・ボンドロウソワ(チェコ)を破ると、4回戦では第1シードのシモーナ・ハレプ(ルーマニア)に完勝。シングルスで5試合を戦い、いまだセットを落としていない。

第1セット、シフィオンテクの攻撃のテンポが速く、ポドロスカはなかなか攻めることができない。第2ゲーム、シフィオンテクがポドロスカのセカンドサーブを狙い、ブレークに成功。リードを奪うと、第8ゲームでさらにブレークし6-2で第1セットを先取した。
この勢いは第2セットでも続き、シフィオンテクはミスを恐れず、ハードヒットを次々とポドロスカのコートに打ち込む。一気に4-0とするとシフィオンテクはより攻撃的にプレー。第2セットを6-1で奪い、見事決勝進出を果たした。
ポドロスカは1度のブレークに成功するが、自身のサービスゲームをキープすることができず敗れた。

オンコートインタビューでは、「この試合を1回戦のようにプレーしたかった」と語ったシフィオンテク。「テクニックと足に集中していた。ストレスを感じると足が重く感じるの。準決勝の試合をしていると思わないようにと言うのは簡単ですが、頭の奥のどこかには必ずある。大事なのは、その思考に集中するのではなく、別のテクニックや戦術など効果があるものに集中すること」と、適度なプレッシャーを感じつつも、今やるべきことに集中していたとした。

また、ニコール・メリチャー(アメリカ)と組んだ女子ダブルスでもベスト4に進出しているシフィオンテク。ダブルスでもセットを落としておらず、10月9日に行われる準決勝では第14シードのアレクサ・グアラチー(チリ)/デジラエ・クラフチュク(アメリカ)組と対戦する。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma