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2020.10.19

選手情報

ズベレフ、イギリスのコロナ拡大もツアー最終戦の開催に確信

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世界ランキング7位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が、”「Nitto ATPファイナルズ」はパンデミックの中でも安全な場所で行われると確信している”と、海外メディア『Ubi tennis』が報じている。

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11月15日より男子トップ8名のみに出場が許される大会「Nitto ATPファイナルズ」が、イギリス・ロンドンで開催される。
だが、開催地イギリスでは、新型コロナウイルスの状況が悪化。新規感染者数が1日に2万人近くにのぼり、同政府は警戒レベルを引き上げた。

2018年の同大会でロジャー・フェデラー(スイス)やノバク・ジョコビッチ(セルビア)らを破り、優勝を果たしたズベレフは、今年のツアー最終戦が安全に行われると確信を持っているという。「スタジアムの隣にあるホテルに泊まることになる。完全に隔離されてね」と、外部の人間と接する機会がなく、大会は開催できるとコメントした。
昨年は、8日間で24万人ものファンを動員したツアー最終戦だが、2009年から会場として使用されたロンドン・O2アリーナでの開催は今年で最後。2021年からイタリア・トリノで開催されることが決まっている。

これに関してズベレフは、「(ケルン大会で使用された)このスタジアムを見た時、最初に思ったのは、『なぜATPファイナルがトリノで開催されるのか?』ということだったんだ」ということ。彼は、いつか母国ドイツでツアー最終戦が開催されることを期待しているという。

現在、すでに6人のプレーヤーがツアー最終戦の出場権を獲得。ズベレフの他、ジョコビッチやラファエル・ナダル(スペイン)、ドミニク・ティエム(オーストリア)、ステファノス・チチパス(ギリシャ)、ダニール・メドベデフ(ロシア)となっている。

クレーコートの全仏オープンでは、4回戦で敗れたズベレフだが、ツアー再開後のハードコートでの戦績は10勝2敗。USオープンでは、自身初となるグランドスラム決勝を経験し、調子の良さを見せている。強敵を相手にどのようなプレーを見せるのか楽しみだ。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma