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2020.12.06

選手情報

「トップ選手と渡り合える」マレーの復活に元コーチのバルベルドゥが太鼓判

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名伯楽バルベルドゥ氏が
マレーの復活に期待

イギリスのスポーツメディア『sky sports』によると、元世界1位のアンディ・マレー(イギリス)について、スタン・ワウリンカ(スイス)のコーチを務めるダニエル・バルベルドゥ氏が「再び(マレーが)トップ選手と対等に渡り合える可能性は十分にある」との見解を示しているという。

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マレーは今シーズン、臀部の怪我から復帰を果たしたものの、USオープンは2回戦敗退、全仏オープンでもワイルドカードを獲得しながら1回戦でワウリンカに大敗を喫し、以前のようなコンディションとは程遠い状態にある。全仏オープンでの敗退後には元世界ランク1位のテニス界のレジェンド、マッツ・ビランデル氏からも「若手からワイルドカードを奪う権利があったのか」と批判を受けたこともあったほどだ。

それでも2010年から2014年の4年にわたり、コーチとしてマレーを指導したバルベルドゥ氏は決して悲観していないようだ。「あんな深刻なケガから復帰をして、今彼(マレー)が成し遂げていることは驚くべきことなんだ」と語った上で、「彼がロッカールームにいるだけではなく、コートでプレーしている姿を見られるのは、テニス界においても幸せなことだよ」と賛辞を送っている。

また、「それほど痛みもなく、体調も整っていれば、来年アンディ(マレー)が非常に良い結果を出しても驚かないだろう」とし、「多くの人が(復活は)難しいだろうと言うと思うが、コンディションをしっかりと維持できれば、トップの選手にも対抗できるだろう。私は彼を見限ったりはしない」と愛弟子にエールを送っていた。

一時は引退寸前まで追い込まれたが、不屈の闘志で復活への道を歩んできたマレー。テニスファンからも「マレーにはもう一花咲かせてほしい」という声が多く上がっているのも事実だ。来シーズンもケガとの闘いは続く可能性はあるが、再びトップの位置に返り咲く姿を見てみたい。

文=中村光佑

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma